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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『逢いに来た男』 東直己



今回は東直己著『逢いに来た男』について書いていきたいと思います。


内容
街の片隅のラーメン屋『龍庵』に、
出前持ちとして雇われた「おいちゃん」。
禿頭と立派な白いヒゲをたくわえ、
片言の日本語を話す彼の正体は・・・・・(「梅雨時雨」)。

ススキノの娼婦・美代子は、
大学生の龍彦から想いを寄せられ、心揺れていた。

そんななか、
娼婦仲間の君代の店で目にした男の姿が気になって・・・・・・(「逢いに来た男」)。

他、全六篇を収録。

札幌の街を舞台にした、不思議な酪酊感をもたらす短編集。

(単行本『死ねば いなくなる』を改題)


感想
この短編集に収録された作品はどれもが一風変わっています。

『世にも奇妙な物語』に登場しそうな話と言うとピンとくるかもしれません。

この短編集に収録された作品は、
著者である東直己さんがプロデビューする前に書いたもので、
習作ともいうべき作品たちであるわけです。

ゆえに今の東直己さんの作品に比べると完成度が…などと思う方がいるかもしれませんが、
自分なんかはプロデビュー前にここまでの作品を仕上げていたという事に驚いてしまいます。

ここに収録された六篇の中で特に印象に残ったのは「ビデオ・ギャル」です。

かなりアダルトな表現が多数登場する作品のため読む人を選ぶ感じがしますが、
時空が歪んでいくというか、次々と設定が変わっていく不思議な作品で、
ちょっとアダルトな表現を我慢してでも読んでもらいたい作品です。

この作品を読んで自分が思い出したのが、北野武監督の映画『TAKESHIS'』です。

この映画は、夢なのか現実なのか観ているうちに分からなくなり、
鑑賞後に非常に不思議な感覚にさせられた映画でした。

この時の感覚とこの作品の読後感が非常に似ていたのです。

『TAKESHIS'』は賛否両論を巻き起こした映画でしたが、
自分は決して嫌いな映画ではありませんでした。

だからこそこの「ビデオ・ギャル」という作品に惹かれたのでしょうね。
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『本を読んだ人だけがどんな時代も稼ぐことができる』 千田琢哉



今回は千田琢哉著
『本を読んだ人だけがどんな時代も稼ぐことができる』について書いていきたいと思います。


内容
著書累計140万部超の文筆家・千田琢哉は、
大学時代4年間だけでも書籍購入代が1000万円を超えるほど本を読んできました。

そして現在まで、その読書量は膨大なものとなりました。

そんな著者が選んだ、
「稼ぐ力」を得るための25冊を紹介します。

「お金の本質を教えてくれる本」、
「独立・起業の不安を解消してくれる本」、
「投資の世界で羅針盤となる本」、
「だまされない知識をつけるための本」などなど、
テーマごとに徹底紹介します。

稼ぐために本を読もう。

本宮ひろ志『俺の空』から『ゲーテとの対話』まで、
千田琢哉が選ぶマネー力が貯まる25冊。


感想
著者は冒頭で、゛稼ぐ力とは「気づく力」に「行動力」を累乗したものだ"と結論付けています。

じゃあその「気づく力」と「行動力」を向上させる方法は何かというと、「読書」であるわけです。

数多くの本を読んできた著者が、
これまでに読んできた本の中から選んだ
「稼ぐ力」を向上させることの出来る本を紹介しているのがこの本です。

ビジネス界から信頼の高いドラッガーや大前研一の本が紹介されている一方で、
『ももたろう』や『シンデレラ』といった童話も紹介されるなど、
紹介されている本は実にバラエティに富んでいます。

『ももたろう』や『シンデレラ』は、
ただ読み流していると、その価値に気付くことは出来ないでしょう。

しかしその記述の中から意味を読み解き・考えると、その真の価値に気付くことが出来るわけです。

これはこの2つの童話に限った話ではありません。

多くの本に共通する部分があるのです。

そういった事に気付く事が出来るこの本は、
これから本を読み・味わい・考える上で是非とも読んでおきたい本だと言えます。
『相手の「買う! 」を自然に引き出す4ステップ商談術』 渡瀬謙



今回は渡瀬謙著
『相手の「買う! 」を自然に引き出す4ステップ商談術』について書いていきたいと思います。


内容
アイスブレイクからクロージングまで4段階で「売れる商談」の組み立て方を紹介。

売れている営業マンが無意識に行っている商談フローを体系化、
「話術不要」で圧倒的に相手を説得できるテクニックを身に付けよう!

売れている人が無意識にやっている商談を体系化!

気合も根性もいらない、
シンプルかつ強力な手法を大公開!

お客様の警戒心を解き、
裏ニーズをくみ取り、
相手にピッタリの提案をする―迷っているお客様には、
その原因を取り除く。

この必勝パターン(4ステップ商談術)を今すぐマスターしよう!


感想
よく「営業はセンスだ」だと言われます。

しかしこの本では営業はセンスではなくテクニックだと説かれています。

ここで説かれている営業テクニックは、
何かすごく目新しいとか、革新的だというものはありません。

この本で紹介されているアイスブレイクからクロージングまで4段階は以下の通りです。

ステップ1「アイスブレイク」
ステップ2「ヒアリング」
ステップ3「プレゼンテーション」
ステップ4「クロージング」

どうでしょうか? 営業の基本とも言える事じゃないでしょうか?

しかしこれをステップ分けし、
ハッキリとこの順番に行っている営業はそれほど多くないでしょう。

この本に書かれている通り、
ここをしっかりと順番通りに、曖昧にせずにハッキリと実行していく事が大切なわけです。

昔ながらの押し売りのような営業、
情に訴えるような営業、
とにかくクロージングで粘る営業、
これに該当する営業員たちが今までの営業スタイルから脱却する勇気を与えてくれる一冊です。
『思考の技術・発想のヒント』 鷲田小彌太




今回は鷲田小彌太著『思考の技術・発想のヒント』について書いていきたいと思います。


内容
現代は、情報が多すぎる。

加えて、世の中が複雑すぎる。

つまりは、「判断」ということがしにくい時代である。

しかし、私たちは、このような状況の中で、
“より迅速に、より正確に考え、
自分の見解をひねりだす”ことを求められている。

ビジネスの上で、はたまた日常生活の上でも。

それでは、どうすればよいのか? 

本書では、さまざまな人生のファクターをすばやく整理・統合し、
その場その場での最適解を見出すためのユニークなノウハウを、
哲学教授として有名な著者が、わかりやすく開陳する。

人生とは、その最適解の発見のくりかえしである。

いうなれば、その人個人の、哲学の創造物ともなろう。

本書に書かれたこのノウハウを通じて、
個人個人が、その人なりの納得のいく人生を創造してゆくことこそが、
本書の狙いとするところである。

「哲学すること」の最もやさしい入門書として活用されたい。


感想
この『思考の技術・発想のヒント』が初めて発売されたのは1996年で、
文庫化されたのが2002年でした。

なので1996年当時話題を集めていたオウム真理教のことが例としてたびたび登場したりと、
読んでいるとその当時の時代背景を窺い知ることが出来るのが面白いところです。

1996年といえば政治も混迷を極めていた時でした。

1996年1月まで村山総理が在任していたことに表されるように、
「自社さ連立政権」が政権を担っていました。

この本の中で「自民党(右翼)」「社会党(左翼)」と表現されるように、
これはありえない事だったわけです。

なぜこれが実現してしまったかといえば、
自民党も社会党も力が弱っていたためこれを実現せざるを得なかったからです。

この本で述べられているのは、
右翼が勢いを得れば左翼も勢いを増し、
逆に左翼が勢いを得れば右翼の勢いが増すという事です。

裏返して言えば、どちらかが弱ってしまえばその片方も弱くなるという事です。

じゃあ今の政治はどうなのかといえば、
「右翼」と「左翼」という考えはほとんど無くなり、
「保守」と「リベラル」という立場でものが語られるようになりました。

「安倍一強」(=保守一強)が広く語られていますが、
良いか悪いかは別として、
やはりこういった時に逆の立場の人(リベラル)が強くならなければおかしいのです。

ちょっと政治の話に特化してしまいましたが、
この本に出てくる話題は古臭いものかもしれませんが、
考えは一つも古臭くなく、今の状況にピッタリと当てはめ、思考することが出来るのです。

一読の価値があると思います。
『本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術』 成毛眞



今回は成毛眞著
『本は10冊同時に読め!―
本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術』について書いていきたいと思います。


内容
本は最後まで読む必要はない、
仕事とは直接関係のない本を読め、
読書メモはとるな―

これまでの読書術の常識を覆す、画期的読書術!

あらゆるジャンルの本からの情報を組み合わせることで、
新しいアイデアが生まれる。

「すき間時間」で本を読むことで、集中力が増す。

どこを読み飛ばすのかを判断していくことで、
決断力と情報収集力が身につく。

本を10冊同時に読めば、10倍人生が面白くなる。


感想
著者である成毛眞さんはマイクロソフト株式会社で代表取締役社長を務めた人物です。

業界随一の読書家としても知られる成毛さんの言葉には鋭さがあります。

ハウツー本や流行本を否定し、
仕事とは直接関係のない本(人が読まないような本?)を読め!と成毛さんは言います。

そうすることで人とは違うアイデアが生まれ来るというのです。

その下地を作るために本を10冊同時に読むことを成毛さんは勧めるわけですが、
本をよく読む人でも10冊同時というのは「大変だな」と思ってしまうのではないでしょうか。

しかしこの本を読んでいくと、
場所によって読む本変える、TVのCMの時間に本を読む、等
この読書法を実現するための術が書かれているので、
これは意外と苦労することなく出来るんじゃないだろうかと思わされるのです。

この説得力こそが成毛さんの魅力なんでしょうね。