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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術』 成毛眞



今回は成毛眞著
『本は10冊同時に読め!―
本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術』について書いていきたいと思います。


内容
本は最後まで読む必要はない、
仕事とは直接関係のない本を読め、
読書メモはとるな―

これまでの読書術の常識を覆す、画期的読書術!

あらゆるジャンルの本からの情報を組み合わせることで、
新しいアイデアが生まれる。

「すき間時間」で本を読むことで、集中力が増す。

どこを読み飛ばすのかを判断していくことで、
決断力と情報収集力が身につく。

本を10冊同時に読めば、10倍人生が面白くなる。


感想
著者である成毛眞さんはマイクロソフト株式会社で代表取締役社長を務めた人物です。

業界随一の読書家としても知られる成毛さんの言葉には鋭さがあります。

ハウツー本や流行本を否定し、
仕事とは直接関係のない本(人が読まないような本?)を読め!と成毛さんは言います。

そうすることで人とは違うアイデアが生まれ来るというのです。

その下地を作るために本を10冊同時に読むことを成毛さんは勧めるわけですが、
本をよく読む人でも10冊同時というのは「大変だな」と思ってしまうのではないでしょうか。

しかしこの本を読んでいくと、
場所によって読む本変える、TVのCMの時間に本を読む、等
この読書法を実現するための術が書かれているので、
これは意外と苦労することなく出来るんじゃないだろうかと思わされるのです。

この説得力こそが成毛さんの魅力なんでしょうね。
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『哲学の謎』 野矢茂樹



今回は野矢茂樹著『哲学の謎』について書いていきたいと思います。


内容
「時間は時速1時間ぐらいで流れている」かな!?

他者・意味・行為・自由など、
哲学の根本問題を日常生活レベルの対話形式で問い直したロングセラー

哲学ってこんなに面白い!

「世に哲学の専門家は少なくない。
……そして数多くの論文が生産される。
だが、根本的な問題であればあるほど、もとの粗野な姿のまま残されている。
もし、学問や職業と無縁の素人たちが、
成熟も洗練も無視して無邪気で強靱な思索をそこに投げ掛けたなら、
哲学の専門家たちも立ち往生するしかないだろう。
必要なのはただ、知的蛮勇なのだ。」(はじめにより)


感想
私たちが普段事実として受け入れているもの・事柄をよく考えてみると、
そこには根本的な哲学の謎が隠されています。

その謎についてこの本では対話形式で解き明かそうと試みています。

しかし著者の言う通り、ここでは答えが提示されていません。

否、根本的な哲学の謎には答えはないのです。

ゆえに多くの哲学者たちは答えのないこの謎を敬して遠ざけてきたわけですが、
あえて著者はこの本でこの謎を問い直し、
哲学に関する難解な語句を使わないことで多くの人たちに提示して見せたのです。

まさしく哲学の謎への誘いとなる画期的な一冊です。
『平成宗教20年史』 島田裕巳



今回は島田裕巳著『平成宗教20年史』について書いていきたいと思います。


内容
平成元年、
週刊誌が坂本弁護士事件を報道して糾弾を開始しオウム真理教はにわかに注目を集める。

その後オウムは一連の騒動を起こし、
その間、幸福の科学も台頭、宗教は社会の重大な関心事となり、
ついに平成7年、地下鉄サリン事件を迎える。

一方、平成5年、万年野党だった公明党が連立政権に参加、
11年以後、与党として君臨し、
ついに日本は新宗教団体が政治権力を行使する国となった―。

オウム、創価学会以外にも
さまざまな新宗教やスピリチュアル・ブームに沸いた現代日本人の宗教観をあぶり出す。


感想
以前取り上げた『日本の10大新宗教』の続編ともいうべき一冊が、この『平成宗教20年史』です。

『日本の10大新宗教』では新宗教の中でも歴史の古くなってきた新宗教が取り上げられましたが、
この『平成宗教20年史』ではそこで取り上げられなかった比較的歴史の浅い新宗教、
いわゆる「新新宗教」が多く取り上げられています。

その中には著者自身の人生を大きく動かすことになった「オウム真理教」も含まれています。

平成という時代を追いながら宗教の動きを見てみると、
宗教というものがどれくらい私たちの生活のそばにあって、
そして社会全体に影響力を持っているかを理解することが出来ます。

この本が出版された後も、そういった宗教と社会の関係性は変わっていません。

来年、平成30年を迎え、そしてその「平成」という時代は幕を閉じようとしています。

今一度、『平成宗教30年史』の出版が待たれるところです。
『おとなの哲学 こどもの哲学―現代を軽快に生きる技術』 鷲田小彌太



今回は鷲田小彌太著
『おとなの哲学 こどもの哲学―現代を軽快に生きる技術』について書いていきたいと思います。


内容
鷲田式哲学を実生活に生かす法!

“現代を迅速果敢に生き抜こう!”。

「小人」にこそ哲学が必要だ、
哲学が扱わない対象はないなど、
哲学を実生活に生かす術を説く、
鷲田式哲学入門書。

哲学とは本来、
暮らしに役立つ学問であると語る著者が書き下ろした哲学的考え方のヒント。


感想
孔子が活躍した時代、哲学とは君子=大人(だいじん)のものでした。

つまりは一般市民=小人(しょうじん)は哲学の対象者ではなかったのです。

それが、一般市民も政治を考え、参画する時代が到来し、事態は一変しました。

小人のための哲学が必要になったのです。

つまりは大人と小人の差がなくなったからこそ哲学が必要になってきたわけです。

そして現代、パソコンの登場で、その大人と小人の差はよりなくなり、
さらには「おとな」と「こども」の差も詰まりつつあります。

パソコンの登場があったこそ、
より一般市民が活躍できる場が広がり、さらには「こども」さえも活躍できる場が与えられたのです。

だからこそ、「小人の哲学」、「こどもの哲学」が必要になってきているのです。

1997年に発売されたこの本で語られていたのは以上のようなことですが、
それから20年が経った今、この傾向はより高まってきています。

著者の先見だったと言えるでしょう。
『バカのための読書術』 小谷野敦



今回は小谷野敦著『バカのための読書術』について書いていきたいと思います。


内容
現在、「知」は混迷状態に陥っている。

インテリたちはかつてないほど熱心に西洋の新理論の輸入に血道をあげ、
難解な言葉と言い回しに身をやつしている。

その一方で、有名大学の学生がフランス革命の存在を知らなかったりする。

では、この両極の中間に位置する人は、何をどう読めばよいのか。

学校は出たけれどもっと勉強したい人、抽象的な議論がどうも苦手だという人。

そういう「バカ」たちのために、本書はひたすら「事実」に就くことを指針とし、
インチキ現代思想やオカルト学問、一時の流行に惑わされず、
本を読み勉強するための羅針盤となるべき一冊である。

本邦初「読んではいけない」リスト付き。


感想
『バカのための読書術』とは何とも刺激的なタイトルですが、
著者である小谷野さんはこの「バカ」のために実に丁寧に読書案内をしています。

この本で小谷野さんが指摘するように、
本はよく読むが哲学などの抽象的なことが理解できない人(この本で言うところの「バカ」)にとって、
学者や知識人たちが勧める本は大体難しすぎて理解できないことが多いです。

なぜそのようなことが起きるかといえば、
知識人たちは大多数の人が評価する名著を勧めることを恥ずかしく思っているからです。

そこを小谷野さんはズバッと切った上で、
「読んではいけない」本のリスト、またお勧めする小説ガイドを載せています。

「バカ」に対して実に親切な、まさにこの本は「バカのための」本だと言えます。