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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『ヲタクに恋は難しい』 出演:高畑充希、山崎賢人ほか 監督:福田雄一



今回は『ヲタクに恋は難しい』について書いていきたいと思います。


内容
26歳OLの桃瀬成海は、
転職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩と再会する。

ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。

そして成海もまた、
マンガやゲーム、コスプレ、そして何よりBLを愛する腐女子だった。

周囲にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を恐れている成海は、
普段は本性を隠している「隠れ腐女子」だったが、
ヲタク仲間の宏嵩の前では本当の自分をさらけ出すことができた。

やがて、
ヲタク同士ならば快適に付き合えるのではないかという宏嵩の提案もあり、
2人は付き合うことになるのだが……。


感想
福田雄一監督の作品らしく、なかなかのバカをやっている作品であります。

福田監督のファンであればたまらない出演者そして小ネタが満載です。

これまで福田監督の作品を観たことのない人にとっては
戸惑いがある作品なのかもしれませんが、
そこもまた福田監督らしいというか、見事に勢いで押し切っています(笑)

「ヲタク」というものを上手く描きながら、
時にやりすぎなくらいにデフォルメもしている、
このバランスの良さこそが
今一番勢いのあるコメディ映画の作り手である福田監督の凄さであります。
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『パラサイト 半地下の家族』 出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュンほか 監督:ポン・ジュノ



今回は『パラサイト 半地下の家族』について書いていきたいと思います。


内容
キム一家は家族全員が失業中で、
その日暮らしの貧しい生活を送っていた。

そんなある日、長男ギウが
IT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。

そして妹ギジョンも、
兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。

正反対の2つの家族の出会いは、
想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。


感想
この『パラサイト 半地下の家族』は、
第92回アカデミー賞で外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、
監督賞、脚本、国際長編映画賞の4部門を制して話題を集めています。

自分はアカデミー賞の開催後で観たわけですが、
率直に言うと「アカデミー賞の作品賞っぽくない」作品だと思いました。

これは良い意味での感想であります。

経済格差という問題を、
時に笑い(ブラックジョーク)を絡めながら描いているわけですが、
この重い部分と軽い部分のバランスが絶妙だと言えます。

実にセンスの良い作品で、
これまでのアカデミー賞を受賞した作品とは一線を画す、
新たな世界的名作が誕生したと言っていいでしょう。
『ラストレター』 出演:松たか子、広瀬すずほか 監督:岩井俊二



今回は『ラストレター』について書いていきたいと思います。


内容
姉・未咲の葬儀に参列した裕里は、未咲の娘・鮎美から、
未咲宛ての同窓会の案内状と未咲が鮎美に遺した手紙の存在を告げられる。

未咲の死を知らせるため同窓会へ行く裕里だったが、
学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう。

そこで初恋の相手・鏡史郎と再会した彼女は、
未咲のふりをしたまま彼と文通することに。

やがて、その手紙が鮎美のもとへ届いてしまったことで、
鮎美は鏡史郎と未咲、
そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出をたどりはじめる。


感想
この作品では「手紙」が重要な役割を果たしています。

普段はその存在を忘れがちな「手紙」ですが、
この作品を観てこんなに素敵なものなんだと強く思わされました。

自らの思いを自らの手で書き記し相手に伝える。

昔はこれが当たり前のことだったわけですが、
これだけ電子機器が発達した時代になると、
それは当たり前のことではなくなってしまいました。

だからこそ「手紙」というものに価値が生まれ、
こういった素敵な作品が生まれたのかもしれません。

誰かに手紙で思いを告げたくなる、そんな素敵な作品です。
『屍人荘の殺人』 出演:神木隆之介、浜辺美波ほか 監督:木村ひさし



今回は『屍人荘の殺人』について書いていきたいと思います。


内容
ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、
先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、
ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。

同じ大学に通い、
私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、
2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。

実は比留子のもとには
「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。

夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、
3人は研究会のメンバーと合流する。

そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され……。


感想
この作品を観て、とても驚きました。

それは、当初に自分が思っていた作品とは大きく違っていたからです。

しかしそれがこの作品の持ち味だと言えます。

良い意味での裏切りとはまさにこのことです。

この作品を観て思うのは、
この作品が通常の推理サスペンスものではない、
新たな時代の推理サスペンスを作り上げた作品であるということです。

まさに新時代の推理サスペンスだと言えます。
『マチネの終わりに』 出演:福山雅治、石田ゆり子ほか 監督:西谷弘



今回は『マチネの終わりに』について書いていきたいと思います。


内容
パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、
パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子と出会う。

2人は出会った瞬間から惹かれ合い、
心を通わせていくが、
洋子には婚約者である新藤の存在があった。

そのことを知りながらも、
自身の思いを抑えきれない蒔野は洋子へ愛を告げる。

しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、
蒔野と洋子の思いはすれ違っていく……。


感想
美しくも切ない、まさしく大人のラブストーリーです。

観終わった後の余韻は独特のものがありました。

蒔野と洋子の思いはとある策略によりすれ違います。

その事実が明かされた時、
これが明かされるまでに積み上げられてきた時間と、
奪われてしまった2人の時間の重みを、
観客は頭の中で天秤にかけます。

しかしその答えは出ないはずです。

それは、
どちらもあまりに重く、そのどちらもが価値を持ったものだからです。

2人が必然性をもって邂逅する時、また新たな時間が動き始めました。