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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『屍人荘の殺人』 出演:神木隆之介、浜辺美波ほか 監督:木村ひさし



今回は『屍人荘の殺人』について書いていきたいと思います。


内容
ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、
先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、
ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。

同じ大学に通い、
私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、
2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。

実は比留子のもとには
「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。

夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、
3人は研究会のメンバーと合流する。

そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され……。


感想
この作品を観て、とても驚きました。

それは、当初に自分が思っていた作品とは大きく違っていたからです。

しかしそれがこの作品の持ち味だと言えます。

良い意味での裏切りとはまさにこのことです。

この作品を観て思うのは、
この作品が通常の推理サスペンスものではない、
新たな時代の推理サスペンスを作り上げた作品であるということです。

まさに新時代の推理サスペンスだと言えます。
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『マチネの終わりに』 出演:福山雅治、石田ゆり子ほか 監督:西谷弘



今回は『マチネの終わりに』について書いていきたいと思います。


内容
パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、
パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子と出会う。

2人は出会った瞬間から惹かれ合い、
心を通わせていくが、
洋子には婚約者である新藤の存在があった。

そのことを知りながらも、
自身の思いを抑えきれない蒔野は洋子へ愛を告げる。

しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、
蒔野と洋子の思いはすれ違っていく……。


感想
美しくも切ない、まさしく大人のラブストーリーです。

観終わった後の余韻は独特のものがありました。

蒔野と洋子の思いはとある策略によりすれ違います。

その事実が明かされた時、
これが明かされるまでに積み上げられてきた時間と、
奪われてしまった2人の時間の重みを、
観客は頭の中で天秤にかけます。

しかしその答えは出ないはずです。

それは、
どちらもあまりに重く、そのどちらもが価値を持ったものだからです。

2人が必然性をもって邂逅する時、また新たな時間が動き始めました。
『わたしは光をにぎっている』 出演:松本穂香、渡辺大知ほか 監督:中川龍太郎



今回は『わたしは光をにぎっている』について書いていきたいと思います。


内容
亡き両親に代わって育ててくれた祖母・久仁子の入院を機に
東京へ出てくることになった澪。

都会の空気に馴染めないでいたが
「目の前のできることから、ひとつずつ」という久仁子の言葉をきっかけに、
亡き父の親友であった三沢京介が経営する居候先の銭湯を手伝うようになる。

映画監督志望の緒方銀次、OLの島村美琴ら、
昔ながらの商店街の人たちとの交流も生まれ、
都会の暮らしの中に喜びを見出し始めたある日、
その場所が区画整理によりもうすぐなくなることを聞かされる。

その事実に戸惑いながらも澪は、「しゃんと終わらせる」決意をする。


感想
スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫はこの映画を観て、
「この国も捨てたもんじゃない。
こんなに美しい日本映画を作る若者がいる。」と評しました。

その言葉通り、この映画はとても美しい作品です。

もちろん映像描写が美しいのですが、
そのほかにも登場人物たちの繊細な心の動きの描き方、
この美しさは多くの人たちの心に刺さるものだと言えます。

決して派手さはない作品ですが、
人間が何かを考え、行動し、成長していくという単純ですがとても大切なことを、
改めて教えてくれる素敵な作品です。
『閉鎖病棟―それぞれの朝―』 出演:笑福亭鶴瓶、綾野剛ほか 監督:平山秀幸



今回は『閉鎖病棟―それぞれの朝―』について書いていきたいと思います。


内容
長野県のとある精神科病院にいる、
それぞれの過去を背負った患者たち。

母親や妻を殺害した罪で死刑判決を受けたものの、
死刑執行に失敗し生きながらえた梶木秀丸。

幻聴が聴こえて暴れるようになり、
妹夫婦から疎まれて強制入院させられた元サラリーマンのチュウさん。

父親からのDVが原因で入院することになった女子高生の由紀。

彼らは家族や世間から遠ざけられながらも、明るく生きようとしていた。

そんなある日、秀丸が院内で殺人事件を起こしてしまう。


感想
かなり重いテーマを扱った作品です。

この山の上にある病院に入院する人たちのことを、
山の下に住む人たちは「山の上の人」と言って遠ざけています。

しかしどんなに人間でも紙一重だと言えるのです。

他人を思いやったがために道を外す人や、
様々な思いが自分の中に渦巻きそれに耐えられなくなった人など、
内容は決して突飛なものではなく、
誰だってそうなる可能性を秘めているのです。

この作品は、
人生の夜に足を踏み入れたそういった人たちが
それぞれの朝を迎えていく様が丁寧に描かれた、心が震える作品です。
『蜜蜂と遠雷』 出演:松岡茉優、松坂桃李ほか 監督:石川慶



今回は『蜜蜂と遠雷』について書いていきたいと思います。


内容
ピアノの天才たちが集う
芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。

母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜は、
7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。

音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石は、
家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。

名門ジュリアード音楽院在籍中で
完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトールは、
優勝候補として注目されている。

そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵は、
先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、
そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。

熱い戦いの中で互いに刺激しあい、
それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。


感想
「天才」たちの世界に圧倒される作品であります。

凡人には想像もつかないような世界を生きる天才ピアニストたち、
そんな彼の世界を垣間見、
彼らの苦しみを共有したかのような気分を味合わさせてくれるのが
この『蜜蜂と遠雷』という作品です。

栄伝亜夜を演じた松岡茉優さんの演技にグイグイ引き込まれていくのですが、
そんな中にあって特に魅力的に映っているのが
風間塵を演じた鈴鹿央士さんの存在です。

鈴鹿さんはこれが映画初出演だというのだから驚きです。

生まれながらの天才である風間塵を演じるには
ピッタリの人であったと言えます。

日本映画界に現れた新星を是非ともこの映画で確認してみて下さい。