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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『友罪』 出演:生田斗真、瑛太ほか 監督:瀬々敬久



今回は『友罪』について書いていきたいと思います。


内容
ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田は、
同じ時期に入社した鈴木と出会う。

無口で影のある鈴木は周囲との交流を避けている様子だったが、
同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていく。

しかしある出来事をきっかけに、益田は
鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人なのではないかと疑いを抱くようになり……。


感想
あまりにも重い内容で、観ているのが少し辛くなるような映画です。

これを決して批判だとは思わないでください。

これはそれだけの世界観を構築したこの映画の勝利であり、
観る者に救いを与えないことが正解であるわけです。

それぞれが自分の罪を背負い、苦しみ、
そしてその罪の意識に苛まれるように日々を過ごしています。

一見すれば普通の顔をして暮らしているようでも、
心の奥底にそういった重くのしかかるものを感じながら暮らしているのです。

その重さの大小を単純に計ることは出来ません。

確かに瑛太さん演じる鈴木の犯した罪は重いです。

しかし益田が感じている過去に対する罪の意識は、
鈴木が感じている罪の意識と同じかそれ以上の重さがあると言えます。

そんな2人が出会い、交流し、友情を築き、そして裏切り、再び出会う、
まさに奇跡のような偶然の出会いが2人を救うことになるのか、
最終的な結果はわかりませんが、救われていてほしい、そう自分は願います。
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『万引き家族』 出演:リリー・フランキー、安藤サクラほか 監督:是枝裕和



今回は『万引き家族』について書いていきたいと思います。


内容
東京の下町。

高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、
家主である初枝の年金を目当てに、
治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。

彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、
社会の底辺にいるような一家だったが、
いつも笑いが絶えない日々を送っている。

そんなある冬の日、
近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、
信代が娘として育てることに。

そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、
それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。


感想
この『万引き家族』は、
第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、
日本映画としては1997年の『うなぎ』以来21年ぶりとなる、
最高賞のパルムドールを受賞しました。

ゆえに世間からの注目度は高かったわけですが、
その注目度に応えるような圧倒的な世界観をもった作品となっています。

東京の片隅に取り残されたような家に住む歪な形をした家族の生活、
そしてその生活が崩壊していく様が描かれていくわけですが、
安藤サクラさん、樹木希林さんら実力派キャストの演技もあって、
上映中ずっと感情が揺さぶられっぱなしの作品でした。

公開が始まる少し前に虐待の事件が世間を騒がせていましたが、
治に助けられる女の子がどうにもその事件とリンクして仕方がないのです。

もちろんいつ観ても感情を動かされる作品だとは思いますが、
今このタイミングで公開されたことが大きな意味を持っている作品だと言えます。
『恋は雨上がりのように』 出演:小松菜奈、大泉洋ほか 監督:永井聡



今回は『恋は雨上がりのように』について書いていきたいと思います。


内容
陸上競技に打ち込んできたが、
アキレス腱のけがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら。

放心状態でファミレスに入った彼女は、
店長の近藤正己から優しい言葉を掛けてもらったことがきっかけで、
この店でアルバイトを始めることにする。

バツイチ子持ちである上に28歳も年上だと知りながらも、
彼女は近藤に心惹(ひ)かれていく。

日増しに大きくなる思いを抑え切れなくなったあきらは、
ついに近藤に自分の気持ちを伝えるが……。


感想
この『恋は雨上がりのように』は、
眉月じゅんさんのベストセラーコミックを実写映画化した作品です。

キャストの顔触れを見ると、
原作のイメージを大事にしながらキャスティングされたことがよく分かります。

特に主人公のあきら役に小松菜奈さんをキャスティングしたのは見事という他ありません。

それくらいピッタリのキャスティングだったと言えます。

怪我により陸上の夢をあきらめたあきらは店長への恋心に真っすぐに向き合います。

その真っすぐさ、全力さは、陸上へ向き合っていた姿勢と共通しているのでしょう。

あきらのその真っすぐな姿勢が観る人の胸を打つのです。

それに戸惑いながら向き合おうとする店長の姿にもまた胸を打たれます。

決して派手な作品ではありませんが、確実に心に響く作品です。
『となりの怪物くん』 出演:菅田将暉、土屋太鳳ほか 監督:月川翔



今回は『となりの怪物くん』について書いていきたいと思います。


内容
イケメンで天才だが予測不能な行動で周囲から怖がられる超問題児の春と、
冷静かつ淡白なガリ勉の雫。

お互い友達が1人もいない2人は高校入学直後に隣の席になり、
不登校の春の自宅に雫がプリントを届けに行ったことで知り合う。

それ以来、春は雫にすっかり懐いてしまい、
はじめは無関心だった雫も、
春の純粋さに触れるうちに少しずつ惹かれていく。

やがて2人の周囲には夏目、大島、ササヤンら個性豊かな友達が増え、
春のライバルであるヤマケンの登場によって三角関係まで勃発する。


感想
この『となりの怪物くん』は、同名人気少女コミックを実写映画化した作品です。

原作を読んだことは無いのですが、
きっと原作の良い要素を多く取り入れようとしたのでしょうね。

そのことが作品からよく伝わってきました。

結果として中途半端に描かれているとしか思えない箇所があり、
それは残念だったと言えます。

もうちょっと取り入れる要素を絞って、
一つ一つの要素を丁寧に描いたほうが良かったのかなと思います。

しかしながら、菅田将暉さんと土屋太鳳さんの演技は素晴らしく、
作品全体としての満足度は決して低くはなかったです。

大島役の浜辺美波さんが可愛かったという個人的な好みの話も付記しておきます。
『クソ野郎と美しき世界』 出演:稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾ほか 監督:児玉裕一、園子温、太田光、山内健司



今回は『クソ野郎と美しき世界』について書いていきたいと思います。


内容
全力で走る女、フジコ。

フジコを追う不気味なマスクをした極悪人“マッドドッグ”。

彼らが向かう先にいるのは天才ピアニスト。

歌を食べて生きる少女“歌喰い”と、
歌えなくなったアーティストの不思議な関係。

失った息子の右腕を探す旅を続ける夫婦。

2人が沖縄の海で出会ったのは……?

夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアで、ショーが繰り広げられる。


感想
この『クソ野郎と美しき世界』は、全4話からなるオムニバス映画です。

SMAP解散後にジャニーズ事務所を飛び出した“新しい地図”の3人(稲垣、草彅、香取)が主演し、
監督・脚本に園子温さん、山内健司さん、太田光さん、児玉裕一さんといった個性派を起用した、
大変に注目すべき一作であります。

オープニングを飾る稲垣吾郎さん主演の「ピアニストを撃つな!」からその個性は爆発しています。

繊細で良い意味で(?)イカれているピアニストを稲垣さんが見事に演じられています。

「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」では、香取慎吾さんが香取慎吾役を演じていました。

当然ではありますが、実に自然な演技を見せてくれています。

「光へ、航る」では草彅剛さんが息子の右腕を探す元ヤクザを演じていますが、
『任侠ヘルパー』を主演した草彅さんにとってヤクザ役は慣れた役だったと言えるでしょう。

ラストを飾る「新しい詩」は賑やかな作品で、観る者を楽しませてくれます。

続編の製作も決まったそうですので、
華々しくスタートした“新しい地図”の映画プロジェクトはまだまだ話題を振りまいてくれそうです。