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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『桐島、部活やめるってよ』 朝井リョウ
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
(2012/04/20)
朝井 リョウ

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今回は朝井リョウ著『桐島、部活やめるってよ』について書いていきたいと思います。


内容
田舎の県立高校。

バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。

そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。

バレー部の補欠・風助、ブラスバンド部・亜矢、映画部・涼也、
ソフト部・実果、野球部ユーレイ部員・宏樹。

部活も校内での立場も全く違う5人それぞれに起こった変化とは…?

瑞々しい筆致で描かれる、17歳のリアルな青春群像。

第22回小説すばる新人賞受賞作。


感想
著者である朝井リョウはこの作品の執筆時、まだ早稲田大学に通う学生でした。

そんな現役大学生によって描かれたこの青春物語はあまりにもリアルで、
読者たちに大小を問わず青春の傷のようなものを思い出させます。

もちろん、この感情は、自分が著者と年齢が近いから湧き起こるものなのかもしれませんが、
きっと自分より上の世代においても、下の現役世代においてもこの感情は湧くんではないかと思います。

そのリアルさは「スクールカースト」をよく描いていることにあるのでしょう。

スクールカースト下位の学生が上位の学生の羨ましく思うというか、
なんでこんなに違うんだろうと思っている様は、まさに自分自身の学生時代そのものです。

自分はこの作品を読んで、良い思い出も辛い思い出も両方思い出しました。

その点からいえば、この作品は楽しく読めるだけのものではないでしょう。

ただ、現実から目を逸らさず、過去とちゃんと向き合いたいという人にはお勧めできます。
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