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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『陰日向に咲く』 劇団ひとり
陰日向に咲く (幻冬舎文庫)陰日向に咲く (幻冬舎文庫)
(2008/08)
劇団ひとり

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今回は劇団ひとり著『陰日向に咲く』について書いていきたいと思います。


内容
ホームレスを夢見る会社員。

売れないアイドルを一途に応援する青年。

合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。

老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。

場末の舞台に立つお笑いコンビ。

彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。

不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。


感想
お笑い芸人としての劇団ひとりさんは「憑依芸人」に位置づけられることが少なくありません。

それは、劇団ひとりさんがコントで様々なキャラクターを巧みに演じ分けるというところからきているんですが、
まさにそういった劇団ひとりさんがお笑い芸人として培ってきた部分がこの作品には生かされています。

この作品に登場する人物たちはとにかく不器用です。

世間の人たちからすれば「クズ」といえるような奴らばかりです。

しかし、最後の部分で人の心を忘れていないというか、心の奥底にあったかいものを持っているのです。

人の心を簡単に語ることはできません。

それは複雑だからです。

人は決して一つのことだけを考えて生きているわけではありません。

だからこそ心の中も複雑となり、簡単に理解することができなくなるのです。

そういった人の心の複雑さを、劇団ひとりさんはこの作品で見事に表現しています。

巻末で劇団ひとりさんの父親が解説を書いていますが、
その中で書かれていた劇団ひとりこと川島省吾さんがお笑い芸人なる道のりも簡単なものではありませんでした。

それを考えると、この作品は奇跡のような巡り合わせが生み出したものなのかもしれません。

そんな奇跡に感謝したくなるような素敵な一冊です。
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