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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『太陽を盗んだ男』 主演:沢田研二 監督:長谷川和彦
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(2006/06/23)
沢田研二、菅原文太 他

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今回は『太陽を盗んだ男』について書いていきたいと思います。


内容
中学教師・城戸誠は、東海村の原子力発電所を襲い、
プルトニュウムのカプセルを盗み出し、独力で原爆の製造に成功する。

誠は、自ら“9番”と名乗り、国家に次々と要求を突きつける。

そして、交渉相手に警視庁の敏腕警部・山下を指名してくる。

いったい誠の狙いは何なのか?


感想
この映画は1979年に公開された作品です。

時代の違いもあり、街の景色や人々の姿に古めかしさを感じる部分はもちろんあるんですが、
主人公の狂気や映画全体に広がるエネルギッシュさには新鮮さを覚えます。

30年以上経った今なお観た者にこのような感覚を与え続けるというところに、
この映画が名作と評される所以があるのでしょう。

この作品で監督を務めた長谷川和彦さんはこれ以降メガホンをとっていません。

長谷川監督がこれまでにメガホンをとったのは、
1976年に公開された『青春の殺人者』とこの『太陽を盗んだ男』の2作品のみです。

これほどの影響力を誇っているのにもかかわらず、これだけ寡作な映画監督というのも珍しいでしょう。

今再び長谷川監督がメガホンをとるとしたらどんな作品になるのだろう?、
そんなことを考えながらこの作品を観てみても面白いかもしれません。

この作品は、主人公が原子力発電所から液体プルトニウムを強奪し、
自宅のアパートで原爆の製造に成功するところから話がどんどん進行していきます。

普通だったら(もはや普通じゃありませんが)原爆だから丁寧に扱うのでしょうが、
沢田研二さん演じる主人公の城戸誠はとても雑に原爆を扱うのです。

これはその当時、原発は安全に運用されていて、
原爆は簡単に使用されるべきものではないという考え方があり、
それに刃向うことで主人公の異常性を浮き彫りにした演出であったわけですが、
皆さんご存知のようにあの東日本大震災以降、原発の安全神話は揺らいでいます。

そう考えると、城戸誠の原爆に対する接し方は異常ではなかったのかもしれません。

知らず知らずのうちに日本は、城戸誠が原爆を扱ったように、原発を運用していたのかもしれません。

原発の安全神話が揺らいでいる今だからこそ観るべき一作だと思います。
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