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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『ススキノ・ハーフボイルド』 東直己
新装版 ススキノ・ハーフボイルド (双葉文庫)新装版 ススキノ・ハーフボイルド (双葉文庫)
(2011/11/02)
東 直己

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今回は東直己著『ススキノ・ハーフボイルド』について書いていきたいと思います。


内容
俺は松井省吾。

高校3年の受験生だ。

夜のススキノで働く素敵な恋人もいるし、
客引きのアキラさんなど友人も増え、
最近ようやくススキノが“自分の街”になってきたところだ。

夏休みに入ったばかりのある日、クラスメイトの勝呂麗奈が覚醒剤使用で警察に捕まった。

暴力団の組長である男と一緒だったらしい。

なんとか助けだそうと騒ぐクラスのお節介女子たちの活動に、俺はむりやり巻き込まれ…。

タフでもなければクールでもない。

しかし、そうなろうとあがいている少年の物語。

北の歓楽街、ススキノを舞台に、高校生探偵・松井省吾が奔る!

青春ユーモア・ハードボイルドの傑作。


感想
作者の東直己さんの代表作といえば、探偵の<俺>が活躍する「ススキノ探偵シリーズ」であります。

この代表作に表されるように東さんはススキノを舞台にする作品を得意としています。

それは、東さんが生粋の道産子で、
数えきれないほどススキノに足を運んできた結果だといえます。

この『ススキノ・ハーフボイルド』は、そんな東さんの得意分野というか得意なススキノを舞台としています。

主人公の松井省吾はまだ高校生の子供です。

でも自分では子供なんて思っていません。

そんな主人公の姿を見ていると、どことなくもどかしい気分になってきます。

そんなもどかしい気分にさせられるこのような行動や心理は、
これから大人になろうとしている人間の葛藤というかあがきのように思えます。

ススキノには子供にかかわらず、こういった人間が少なからずいるのです。

東さんはそんな人間を見事に活写したわけです。

この『ススキノ・ハーフボイルド』は、そのようなことから、改めて東さんの凄さに気づかされる1冊であります。
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