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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『Twelve Y.O.』 福井晴敏
Twelve Y.O. (講談社文庫)Twelve Y.O. (講談社文庫)
(2001/06/15)
福井 晴敏

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今回は福井晴敏著『Twelve Y.O.』について書いていきたいと思います。


内容
沖縄から米海兵隊が撤退した。

それは米国防総省(ペンタゴン)が、たった1人のテロリストに屈服した瞬間だった。

テロリストの名は「12」。

最強のコンピュータウィルス「アポトーシス2」と謎の兵器「ウルマ」を使い、
米国防総省を脅迫しつづける「12」の正体は?

真の目的は?

自衛官募集員をやっていた平貫太郎は、ある日、かつての命の恩人である東馬修一に出会い、
そしてその出会いがきっかけで、平は巨大な陰謀に巻き込まれていく。

沖縄を主な舞台に展開する壮大なサスペンス・スペクタクル・アクション。

圧倒的スケールの江戸川乱歩賞受賞作。


感想
『終戦のローレライ』や『亡国のイージス』などで知られる福井晴敏さんのデビュー作となったのが、
この『Twelve Y.O.』でした。

福井さんはこの作品で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビューしたのですが、
この江戸川乱歩賞の受賞にはちょっとした因縁がありました。

この前年、第43回江戸川乱歩賞で
福井さんの書いた『川の深さは』という作品が選考会で大きな話題を集めました。

特にこの作品を推したのが選考委員の一人であった小説家の大沢在昌さんでした。

この作品は惜しくも落選したのですが、
この際に大沢さんが大いに絶賛し再挑戦を伝えるメッセージを福井さんに送り、
それに応えて福井さんが応募したのがこの『Twelve Y.O.』だったのです。

後に発売された『川の深さは』を読んでみるとわかるのですが、
この作品と『川の深さは』はリンクしている点がいくつかあります。

そう考えると、選考会で話題になったとはいえ発売されてもいない作品にリンクさせる形で作品を書き、
しかもその作品が江戸川乱歩賞を受賞してしまったのだから福井さんは本当に力を持っています。

壮大なスケールで描かれている作品ですが、読んでいると意外とスッと作品の世界観に入っていけます。

そういったことからいっても『Twelve Y.O.』は、
どんな過酷な状況においても人の純粋な部分が描かれる福井さんの作品のまさに原点ともいうべき作品なのです。
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