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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『川の深さは』 福井晴敏
川の深さは (講談社文庫)川の深さは (講談社文庫)
(2003/08/08)
福井 晴敏

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今回は福井晴敏著『川の深さは』について書いていきたいと思います。


内容
「彼女を守る。それがおれの任務だ」

傷だらけの体に自動拳銃。

傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。

彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。

やがて浮かび上がる敵の正体。

風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。

地下鉄テロ事件の真相が白日の下に曝される…。

出版界の話題を独占した必涙の処女作。


感想
『終戦のローレライ』や『亡国のイージス』などで知られる福井晴敏さんのデビュー作は『Twelve Y.O.』です。

しかし『Twelve Y.O.』は処女作ではありません。

この『川の深さは』こそが福井さんの処女作なのです。

福井さんは『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビューしたわけですが、
この前年に行われた第43回江戸川乱歩賞でも福井さんは最終選考まで残っていました。

この時の候補作こそが『川の深さは』だったのです。

この作品を選考委員の一人であった小説家の大沢在昌さんは大いに絶賛し、
福井さんに対して再挑戦を勧めるメッセージを送ったのです。

ベテラン作家のこのような異例の反応は世間の話題を集めました。

そして福井さんは翌年、江戸川乱歩賞を受賞しデビューし、
以来、話題の小説家として現在まで活躍を続けています。

もちろんこの受賞の裏には大沢さんの言葉があったわけですが、
その発言のキッカケとなったのが『川の深さは』だったわけです。

つまり『川の深さは』がなければ小説家・福井晴敏は誕生しなかったといっても過言ではないのです。

実際にこの作品を読んでみると、日本を代表するベテラン作家を熱くさせた理由がよく分かります。

処女作とは思えない完成度の高さです。

是非読んでみてください。

その完成度の高さに驚かされるはずです。
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