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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『「夕張問題」』 鷲田小彌太



今回は鷲田小彌太著『「夕張問題」』について書いていきたいと思います。


内容
日本人である私たちは、
生まれると同時に、
どこかの地方自治体の一員になります。

東京都民にしろ、
夕張市民にしろ、
自治体の外にはいられません。

私たちの日常生活において、
「国」よりも「自治体」のほうがより密接であり、
もし自治体のサービスが受けられなくなると、
鉄道の廃線どころの騒ぎではすみません。

「市」や「町」を、
あたりまえにある空気のように思っていると、
突然、酸欠死に襲われます。

いま「夕張市」は財政再建団体に指定され、
市民は酸欠状態です。

ここからいかに脱出し、
新たな活力ある、
老人にも子供にも夢のある街にするには何をなすべきかを、
本書は分析し、展望しています。


感想
2007年、とあるニュースが日本全国を駆け巡りました。

それは北海道にある夕張市が353億円の赤字を抱えて事実上の破綻をしたというものでした。

自治体が破綻する、そのことに衝撃を受けない日本人はいなかったんじゃないかと思います。

なぜならば私たちは地方自治体の一員だからです。

この本では、夕張市の財政破綻問題の概要が語られるとともに、
著者独自の再生に向けたシナリオが描かれています。

この本は夕張市が破綻した同年に出版されました。

あれから8年が経った今、夕張市は鈴木直道市長の下で再建の道を歩んでいます。

もちろん著者の言っていていたことが全部実行されているわけではありませんが、
ニュアンス的に被るようなことが実際の再建策として進行しています。

これは著者の卓見だったといえるのではないでしょうか。

記憶を風化させないためにも、8年が経過した今だからこそ読んでほしい一冊です。
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