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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『寒がりやの竜馬 幕末「国際関係」ミステリー』 鷲田小彌太



今回は鷲田小彌太著『寒がりやの竜馬 幕末「国際関係」ミステリー』について書いていきたいと思います。


内容
坂本竜馬は、福沢諭吉とともに、わたしにとっては特別な人です。
でも、なにせ夭折の人です。
それに、まとまった書物を残していません。
その片言隻語〔せきご〕が、一人歩きするのをとどめることは難しい、といっていいでしょう。
「わたしの竜馬」、あるいは「贔屓の引き倒し」どうぜんのフアン、
トラキチならぬリョウキチが存在する理由の一つです。
虎キチや竜キチを咎めることはできません。
でも、竜馬の信用ある研究書の多くが、竜キチをベースに竜馬の「実像」を描いて、いいわけはありません。
その「キチ」と思えるものの一つに「蝦夷開拓」があります。

本書のテーマは、竜馬の「蝦夷開拓」計画の検証です。
竜馬はたしかに「蝦夷開拓」を「初志」のごとく語っています。
しかも竜馬の血縁が、多く旧蝦夷=北海道に足跡をとどめています。
わたしも開拓民の四代目として、竜馬の「開拓」計画に強い興味を抱いてきました。
でも、調べれば調べるほど、知れば知るほど、その開拓計画の輪郭がぼやけるのです。
もっと大きな「開拓」計画が存在したからです。

北海道生まれのわたしが、なによりも辛かったのが、京、大阪や東京の寒さでした。
そんなわたしが、竜馬の足跡をたどっていて、妙なことに気づきました。
「寒がりや」の竜馬なのです。
竜馬は京の極月に、風邪を引き、踏み込まれて、気づくのが遅れ、むざむざと暗殺されます。
その竜馬が、厳寒の蝦夷地開拓に耐えられると思ったのでしょうか。
そもそも、本気で蝦夷地になぞ向かおうとしたでしょうか。わたしの素朴な疑問です。

本書は、「開拓」をさらに大きな視野で見つめていた竜馬の視線に焦点を当てようとしました。
なんとか書き上げることができたいまは、ほっとしています。(「あとがき」より)


感想
坂本龍馬をこよなく愛する人は多いです。

歴史上の登場人物の中でも特に人気のあるいわゆるスターの一人だといえます。

龍馬を歴史上のスターに引き上げたのが司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』です。

その小説の登場以降、まさに龍馬を愛してやまないという人々が次々と現れ、
そして龍馬についての研究が進みました。

その研究の中で龍馬の夢(目標)として語られているのが「蝦夷開拓」計画です。

この本の中ではその「蝦夷開拓」計画についての検証が行われています。

この本を読んでみて分かるのが、「蝦夷開拓」が龍馬の第一目標ではなかったということです。

歴史上のスターである龍馬を冷静な目で見た時、新たなる(真の)龍馬の姿が見えてくるわけです。
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