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不透明さに対する批判―元五輪金メダリスト・高橋尚子さんが安易な1発選考論に警鐘
2月13日、「名古屋ウィメンズマラソン」が行われ、
田中智美選手がが2時間23分19秒で日本人トップの2位に入りました。

この「名古屋ウィメンズマラソン」はリオ五輪代表選考会でもあり、
今回の結果がリオ五輪代表の選考に大きな影響を及ぼすことになります。

そのような中でこのレース前には選考基準を巡って大きな議論が起きていました。

そのことを受けて今回のレース終了後、
元五輪金メダリストである高橋尚子さんがこの選考方法などを巡って意見を述べました。


そのことについての記事が『デイリースポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。

「名古屋ウィメンズマラソン(13日・ナゴヤドーム発着、42・195キロ)

これで男女マラソンの全選考レースが終了した。
“福士騒動”など様々な物議を醸したリオ五輪選考。
シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんは、その中で起こった一部の選手批判にクギを刺した。

女子マラソン3枠の代表は日本陸連の選考基準に則り、
昨夏の世界選手権で7位に入賞した伊藤舞(31)=大塚製薬=が内定。
1月の大阪国際で派遣設定記録(2時間22分30秒)を突破し、
圧勝した福士加代子(33)=ワコール=は当確で、
残る1枠も名古屋ウィメンズで日本人トップの田中智美(28)=第一生命=で決まると見られる。

ただ、大阪国際後、福士陣営が代表「確定」を求めて、
名古屋に強行エントリーした際、世界選手権で2時間29分台だった伊藤の内定について、
インターネット上などで批判の声が上がっていた。
しかし、猛暑の北京で行われた世界選手権と、冬マラソンの選考会での比較自体に無理がある。
内定も13年に方針が示され、1年前に発表された選考基準に則ったもので、
高橋さんは
「(世界選手権入賞で内定は)狙おうと思えば、みんなが狙えた。
後付けじゃない。
伊藤さんはルールに乗っ取って、すべてクリアな中で選ばれている。
決まった選手の足を引っ張ることはしてほしくない」と、訴えた。

また、複数の選考会を辞め、1発選考にするべきという声も上がっているが、
高橋さんは「元選手としての意見」とした上で
「1本がいいという意見もあるけど、
(複数選考会と)どっちがいいというのは簡単で選べることではないと思う」と、
安易な一発選考論に警鐘を鳴らした。
「私は3つの選考レースで成長させてもらった。
各選考会10人の招待選手に選ばれれば、選手として自信もつく。
また、マラソンは実業団が頑張って選手を育ててくれている競技。
私は実業団に入った時、すごく弱い選手だったし、野口(みずき)さんも、有森さんもそうだと思う。
1回しか露出がなくなり、実業団が半分になり、選手も少なくなったら、
人気面でも成績面でも逆方向になってしまう可能性がある」と、指摘した。」


今回の騒動になった原因は日本陸連の選考基準の不透明さにあるといえます。

だからこそ(一見すれば)クリアに見える「1発選考論」が出てきたわけです。

しかしながら高橋さんが語るように、この「1発選考論」にもまた問題があります。

マラソン界全体の利益を損なってしまうような形になってしまうのであれば、
やはりそれはするべきではないでしょう。

将来のマラソン界の為になるような選考方法がとられることに期待したいと思います。




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