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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『大人のための議論作法』 鷲田小彌太



今回は鷲田小彌太著『大人のための議論作法』について書いていきたいと思います。


内容
議論とは言葉のぶつかり合いである。

国家間の戦争から企業のビジネス、夫婦の諍いまで、全ては言葉の戦いといえる。

では、議論で相手をねじ伏せれば良いのか。

そうではない。

勝ち負けよりも大切な「議論の作法」があるのだ。

本書では、議論や論争のあり方を、哲人たちや政治闘争史から学ぼうとする。

雄弁とはまことにやっかいなのである。

議論に勝てば相手の嫉妬や怨嗟ばかりを受けることになるからだ。

ソクラテス、キケロなど古代の哲人たちの最期をみればわかる。

その上で、人間通の議論術を具体的にアドバイスする。

正しさだけを追求するのが議論ではないのだ。

さらに、
「政治家になる必須条件は雄弁術であった」
「伊藤博文に学ぶ、戦略思考と言葉の力」
「マルクス主義はなぜ論争に強かったか」などを論考。

田中康夫知事や小泉首相の議論術についても言及している。

生きた歴史の中に、単なるノウハウを超えた人間通の智恵が発見できる。

賢い大人の知の流儀。


感想
日本人にとって議論というものは厄介なものです。

ディベートに強い欧米人ならともかく、日本人は議論が苦手なのです。

その議論の作法(マナー)とはどんなものかを教えようというのがこの本です。

端的にその作法を知りたければこの本の第3章を読むのがベストでしょう。

全編を読むと、
ハウツー本的な効果を期待している人にとっては遠回りのように感じられるかもしれませんが、
議論に強くなりたければ言葉に強くならなければいけないという著者の意見がよくわかります。

議論というものについて知りたい人におススメの一冊です。
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