cloudy
自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『生存者ゼロ』 安生正



今回は安生正著『生存者ゼロ』について書いていきたいと思います。


内容
第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作。

北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、
職員全員が無残な死体となって発見された。

救助に向かった陸上自衛官三等陸佐の廻田と、
感染症学者の富樫博士らは、
政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。

北海道本島でも同様の事件が起こり、彼らはある法則を見出す。

しかしすでに北海道本島で同じ惨劇が起きていた―。

未曾有の危機に立ち向かう!

壮大なスケールで「未知の恐怖」との闘いを描くパニック・スリラー。


感想
スケール感の大きな作品です。

最初は読み進めると、
なぜこんなことが起きているのかを解き明かす、
謎解き的なミステリー要素の強い作品に感じられます。

しかしその正体が分かってから一転、
パニック・スリラーへと一気に作品が転回していくのです。

正体がわかると、あぁなるほど辻褄が合うのかと納得させられるのですが、
よくよく細かく考えていくと、
それだったら証拠が残っていてもうちょっと早く分かったんじゃないの?という疑問も出てきます。

ま、そこまで考えるのは野暮でしょう。

そういったことを差し引いても、
全編を通して、これだけの大作を書き通し、
そして良質な作品へと仕上げた著者の才能は褒められるべきです。

しかもこれがデビュー作というのだから驚きです。

そんな安生正さんの才能を認識するという意味でも、この作品は読んで損はない一作だと思います。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック