今回はサラブレ編集部編『日本名馬物語―蘇る80年代の熱き伝説』について書いていきたいと思います。
内容
昨日の名馬なくして、今日の名馬はありえない。
ディープインパクトもスペシャルウィークもナリタブライアンも、
みんな、この名馬の跡を追ってきた…。
黄金の1980年代。
記録に、記憶に大きな足跡を残した栄光の名馬たち。
本書は、
気鋭の競馬ライター7人が描く、
馬と騎手、調教師、オーナーたちの熱き闘いのドラマである。
「サラブレ」誌の人気連載に加筆、
引退後の姿を知るための「BLOOD STORY(血統物語)」も掲載。
感想
この本のまえがきには、
「昨日の名馬なくして、今日の名馬はありえない。」と記されています。
これはその通りだと思います。
全ての事象には「ホップ・ステップ・ジャンプ」という手順があり、
ホップがなければステップすることは無いし、ステップがなければジャンプすることは無いのです。
過去があるから今があるのです。
この本では、
今日まで続いてきた日本競馬界の過去の中から、
「黄金の1980年代」とも称される1980年代の名馬たちが取り上げられています。
20頭の名馬たちが取り上げられているわけですが、
最初から順に読み進めていくと、
同じレースでもその馬によって全く見え方が異なって来ることに気付かされます。
ミスターシービーとシンボリルドルフ、タマモクロスとオグリキャップなどなど、
名馬たちのライバル関係にそれだけ熱くさせられた時代でもあったわけです。
この本は、そんな時代の熱狂をリアルに感じることが出来る一冊です。
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