今回は『クソ野郎と美しき世界』について書いていきたいと思います。
内容
全力で走る女、フジコ。
フジコを追う不気味なマスクをした極悪人“マッドドッグ”。
彼らが向かう先にいるのは天才ピアニスト。
歌を食べて生きる少女“歌喰い”と、
歌えなくなったアーティストの不思議な関係。
失った息子の右腕を探す旅を続ける夫婦。
2人が沖縄の海で出会ったのは……?
夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアで、ショーが繰り広げられる。
感想
この『クソ野郎と美しき世界』は、全4話からなるオムニバス映画です。
SMAP解散後にジャニーズ事務所を飛び出した“新しい地図”の3人(稲垣、草彅、香取)が主演し、
監督・脚本に園子温さん、山内健司さん、太田光さん、児玉裕一さんといった個性派を起用した、
大変に注目すべき一作であります。
オープニングを飾る稲垣吾郎さん主演の「ピアニストを撃つな!」からその個性は爆発しています。
繊細で良い意味で(?)イカれているピアニストを稲垣さんが見事に演じられています。
「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」では、香取慎吾さんが香取慎吾役を演じていました。
当然ではありますが、実に自然な演技を見せてくれています。
「光へ、航る」では草彅剛さんが息子の右腕を探す元ヤクザを演じていますが、
『任侠ヘルパー』を主演した草彅さんにとってヤクザ役は慣れた役だったと言えるでしょう。
ラストを飾る「新しい詩」は賑やかな作品で、観る者を楽しませてくれます。
続編の製作も決まったそうですので、
華々しくスタートした“新しい地図”の映画プロジェクトはまだまだ話題を振りまいてくれそうです。
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