同日に引退会見も行われました。
このことに関する記事が『デイリースポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
巨人・上原浩治投手が20日、都内ホテルで引退会見を行った。
シーズン序盤、突然の引退発表。
会見場には報道陣200人超が詰めかけた。
21年間に及んだ現役生活。
会見場に上がった上原は冒頭から涙を流し、
「本日をもちまして21年間の現役生活を終えたいなと思います」と挨拶すると、
「えー…」と声を詰まらせ、目をぬぐった。
「これまで自分に関わってもらった人々、方々、みんなに感謝したいと思います、
ありがとうございました」と語った。
涙の理由について
「もうちょっとやりたかったなっていう、そういう思いです」
「もう自分が決めた以上、ユニホームを着ることはないわけですから。
気持ちを切り替えていかないといけないかなと今は思っております」とした。
決断のきっかけについて、
「今年で辞めることは最初から決めていたことなので。
3カ月が僕の中では勝負と決めていたので、2月、3月、4月とやるなか、
一度も1軍で上がることなく、2軍で試合を投げさせていただいた中で、
抑えてない葛藤もありましたし。
これが8月、9月になるとチームが首位争いとか、
そういう状況になっている中で、
自分がこういう会見をするのは違うと思ったので。
それだったら早く決めて、終わりたいと、
そういう思いで(決断した)」と説明した。
98年ドラフト1位で巨人入りし、ルーキーイヤーに20勝。
07年は抑えを務め、32セーブを挙げた。
大リーグ移籍後も活躍し、13年はレッドソックスの世界一に貢献。
ワールドシリーズではクローザーとして、最終回を締めくくった。
昨年3月には巨人に復帰。
同年7月に日本人初となる100勝、100セーブ、100ホールドを達成。
今季は1軍での登板機会がなく、決断を下した。
日米通算748試合の登板で、134勝93敗、128セーブ、104ホールド。
上原選手はかつて「雑草魂」で一世を風靡しました。
プロ1年目に20勝を挙げるという快挙をやってのけ、
その上原選手の経歴が注目を集めるとともに、
「雑草魂」という言葉が流行ったのです。
そんな上原選手が遂に引退すると聞き、
時代の流れを感じてしまったのは自分だけではないと思います。
引退はしてしまいますが、上原選手の「雑草魂」が無くなることはないでしょう。
「雑草魂」は永遠です。