今回は『アイネクライネナハトムジーク』について書いていきたいと思います。
内容
仙台駅前で街頭アンケートを集めていた会社員の佐藤は、
ふとしたきっかけでアンケートに応えてくれた女性・紗季と出会い、
付き合うようになる。
そして10年後、
佐藤は意を決して紗季にプロポーズするが……。
佐藤と紗季を中心に、
美人の同級生・由美と結婚し幸せな家庭を築いている佐藤の親友・一真や、
妻子に逃げられて途方にくれる佐藤の上司・藤間、
由美の友人で声しか知らない男に恋する美容師の美奈子など
周囲の人々を交えながら、
不器用でも愛すべき人々の
めぐり合いの連鎖を10年の歳月にわたって描き出す。
感想
「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」
これは劇中で佐藤の友人である一真が言った言葉です。
主人公の佐藤のように出会いがないと嘆いている人は多いと言えます。
しかし一真が言うように、出会いなんてどうだっていいのです。
大事なのは出会った後で、
出会った後に過ごしていく時間に価値を見いだせるかが大切なのです。
その点において佐藤は、時間は掛かったものの、
紗季とこれまで過ごした二人の時間
そしてこれから過ごしていくだろう二人の時間に価値を見いだしたのです。
心が温かくなるとても素敵な作品です。
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