今回は斎藤哲也著
『試験に出る哲学―「センター試験」で西洋思想に入門する』
について書いていきたいと思います。
内容
「センター倫理20問」にチャレンジすれば 西洋思想がサク分かり!
思想の重要なポイントが毎回出題される「センター試験・倫理」。
哲学を学び直すなら、これにあたるのが一番。
ソクラテス、プラトンからニーチェ、ウィトゲンシュタインまで、
厳選20問にチャレンジし、
解説とイラストを楽しむうちに西洋思想の基本がサラリと頭に入ってくる。
大ベストセラー『哲学用語図鑑』の監修者、初の書き下ろし新書!
感想
「試験」と「哲学」という言葉が並ぶと、
高校の頃を思い出して頭が痛くなるなんて言う人がいるかもしれません。
はたまた楽しかった思い出が蘇るなんて言う人もいるかもしれません。
どちらにしても、この思いのベースになっているのは、
高校の「倫理」という授業の記憶であるはずです。
この本のタイトルだけ見ると、なんとなく小難しそうな感じがしますが、
一読いただければ分かるはずですが、そんなことは一切ありません。
実に読みやすく分かりやすく著名な哲学者たちの思想を解説しています。
「出題者の工夫が詰まったセンター倫理の問題は、
「大学合格のため」という意識を外せば、
哲学に入門するうえで適切なガイド役となってくれるのだ。」
(「あとがき」からの引用)
センター試験の問題が各章の頭に掲載されているのですが、
問題を解きながら哲学者たちの思想を学べるというのが
またこの本の面白い部分です。
巻末のブックガイドも今後読んでいく本を決める際に役立ちます。
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