今回は齋藤孝著
『読書する人だけがたどり着ける場所』について書いていきたいと思います。
内容
「ネットがあるのになぜ本を読むのか」。
そんな話もありますが、本当にそうでしょうか?
私たちは日々情報には触れていますが、
そこで何が残っているのかというと、
ただ無為に情報を消費しているだけ、のような状況もあります。
本を読むことでしか学べないことは、確実にあります。
文学・読書の大家である齋藤先生が、
今の時代だからこそ勧める「読書する理由」と、
「人生と知性に深みをつくる読書」の仕方を紹介します。
感想
「読書する人だけがたどり着ける場所」、非常に素敵なタイトルです。
読書が好きな人にとって、
これほどワクワクさせられるタイトルはないんじゃないかと思います。
これは齋藤孝先生の読書論が著された本であるわけですが、
齋藤先生が読書について著した本は数多くあります。
自分もそのうちの何冊かを読み、
このブログでも何度か紹介させていただきました。
齋藤先生の本は、
優しい語り口で文章が綴られていて読みやすく、
それであって熱がこもった文章であるのが非常に好ましいのです。
そしてこの本も例に漏れることなくそういった本であります。
「逃げ出さずに最後まで話を聞くとどうなるか。
それは「体験」としてしっかりと刻み込まれます。
読書は「体験」なのです。
実際、読書で登場人物に感情移入しているときの脳は、
体験しているときの脳と近い動きをしているという話もあります。」
(本文中からの引用)
あぁ読書って素敵だな、
今すぐ本を読みたいな、と思わされるような記述がたくさん出てきます。
さすがは齋藤先生と感嘆させられる一冊です。
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