これにより、羽生選手のグランプリシリーズファイナルへの進出が決まりました。
このことに関する記事が『サンケイスポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦
NHK杯最終日(23日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)男子は
ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(24)=ANA=が、
フリーでも1位となる195・71点をマーク。
合計305・05点で3年ぶり4度目の優勝を飾り、
ファイナルを含むGP通算12勝目を挙げ、
シリーズ上位6人で争われるファイナル(12月5~7日、トリノ)進出を決めた。
山本草太(19)=中京大=は合計226・27点で6位、
島田高志郎(18)=木下グループ=は合計213・65点で9位だった。
寒風が身に染みる札幌で巻き起こった温かい声援に背を押され、
羽生が納得の演技を披露した。
2季連続で「Origin」を用いるフリー。
冒頭の4回転ループの着氷でこらえると、
4回転サルコー、3回転ルッツ、4回転トーループを成功させた。
その後の4回転トーループは2回転となったが、
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-3回転トーループ、
最後は3回転半-つなぎの1回転-3回転サルコーに変更し、
演技後は力強くうなずいた。
過去2年のGP2戦目では涙をのんできた。
一昨年も昨年も公式練習で右足首を負傷。
いずれもGPファイナルには出場できなかった。
10月のスケートカナダは合計322・59点で制した。
2位のケビン・エイモズ(22)=フランス=に
55・03点の大差をつける圧勝で2大会連続の300点超え。
3年ぶりの出場となるファイナルは、
世界王者ネーサン・チェン(米国)との一騎打ち。
絶対王者の称号を取り戻す。
羽生選手は現在、ネーサン・チェン選手に世界王者の座を譲っています。
しかしながら、今回の結果を見ても分かる通り、
その力は圧倒的なものがあります。
あとはケガなくファイナルの当日を迎え、
そこで持てる力をぶつけることが出来れば、
羽生選手が再び世界王者の座に返り咲くことは間違いないと思います。
ファイナルが楽しみです。