藤田菜七子騎手が騎乗したコパノキッキングが勝利しました。
日本人女性騎手がJRA重賞を制覇するのはこれが初めてのことです。
このことに関する記事が『スポニチアネックス』に掲載されていたので以下で紹介します。
「第12回カペラS」(G3、ダート1200メートル)は8日、
中山競馬場で行われ、
藤田菜七子(22)騎乗のコパノキッキング(セン4=村山)が連覇を飾った。
鞍上の藤田はJRA重賞初勝利。
また、この勝利で、通算100勝に王手をかけた。
日本人女性騎手の中央重賞制覇は初めて。
外国人女性ではロシェル・ロケット騎手(ニュージーランド)が
2002年の中山大障害(JG1)を勝っている。
藤田はJRA重賞では、
今年7月の七夕賞(G3、福島)でゴールドサーベラスの4着が最高だった。
交流重賞は10月2日の東京盃(G2、大井)をコパノキッキングで制しており、
同馬でJRA重賞も制した。
勝ちタイムは1:09.3(良)。
ハイペースで飛ばす先行馬の後ろの4番手を進んだコパノキッキングは、
残り200メートルを切って一気に伸び、
2着で3番人気のテーオージーニアスに2馬身半差をつけて快勝。
藤田は「本当にコパノキッキングが1番強いと思って乗った」と語り、
その後時折言葉を詰まらせながらも
「本当に素晴らしい馬に乗せていただいて、
自分も少しずつ成長することができた。
本当にコパノキッキングありがとう、という気持ちと、
この1年コパノキッキングの乗せていただいて、
悔しい思いを何度もしたので勝つことができて良かった」と語った。
◆藤田 菜七子(ふじた・ななこ)
1997年(平9)8月9日生まれ、茨城県守谷市出身の22歳。
16年3月5日、根本康広厩舎(美浦)からJRAで16年ぶり、
史上7人目の女性騎手としてデビュー。
同年4月10日の福島9Rサニーデイズで初勝利。
1メートル57、46キロ。血液型A。
空手初段、剣道2段。趣味は読書と音楽鑑賞。
18年に「第3回黒髪美人大賞」受賞。
藤田菜七子騎手がまた一つの壁を越えました。
コパノキッキングという競走馬の実力もさることながら、
それを乗りこなした藤田騎手の実力は評価されてしかるべきでしょう。
通算100勝の達成は確実ですが、
もちろんこれを通過点として藤田騎手は様々な壁を越えていくことでしょう。
期待しています。