ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズを2対0で下し、
令和で初めての天皇杯王者になりました。
このことに関する記事が『GOAL』に掲載されていたので以下で紹介します。
ビジャの現役ラストゲームに花を添える
天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会は1日に決勝が行われ、
ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズを2-0で下し、クラブ史上初タイトルを獲得。
令和初の天皇杯優勝を達成した。
令和に入って初の王者を決める頂上決戦。
新国立競技場のこけら落としとなる一戦に勝ち上がったのは、
初優勝を目指す神戸と3季ぶりの優勝を狙う鹿島の2チームとなった。
神戸は先発にアンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキを起用。
藤本憲明もスタメン入りを果たした。
一方でこの試合をもって現役引退を表明しているダビド・ビジャは
ベンチからのスタートとなった。
対する鹿島はGKには曽ヶ端準に代わってクォン・スンテが先発入り。
前線は準決勝でゴールを挙げたセルジーニョと伊藤翔が2トップを形成。
土居聖真はベンチスタートとなった。
序盤からリズムを作ったのは神戸。
中盤のイニエスタと山口蛍が
長短を織り交ぜたパスでポゼッションを高めて、攻勢を強めていく。
神戸は13分に古橋亨梧が右サイドから仕掛けてラストパスを送ると、
最後は藤本憲明がフリーの状態で右足を振り抜く。
しかし、このシュートは惜しくも枠の上に越えてしまった。
すると18分、
神戸は左サイドで酒井高徳とポドルスキの連係から
ポドルスキがPA内を切り込み、角度のないところからシュートを放つ。
これがこれが中に入っていた藤本に当たってゴールネットへ。
神戸が早い時間帯で先制点を奪った。
新国立第1号については当初、藤本のゴールと記録されたが、
後ほどオウンゴールに修正されている。
なおも試合を支配する神戸は38分、
西大伍が右からグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前の藤本へ。
先発抜擢の9番がきっちり合わせて神戸が追加点を獲得した。
前半は神戸が2点をリードして折り返した。
後半に入ると、2点を追う鹿島が猛攻に出る。
大岩剛監督は白崎凌兵と名古新太郎を代えて土居聖真と山本脩斗を投入。
3バックに変更して得点の機会をうかがう。
鹿島は61分に左サイドを抜け出した伊藤が中にクロスを送る。
一旦クリアされたものの、
こぼれ球を収めたレオ・シルバがPA手前から強烈な右足シュートを放つ。
しかし、これは惜しくも枠を捉えることができなかった。
鹿島は73分にもレオ・シルバのパスを受けた途中出場の中村充孝が、
PA手前中央からダイレクトシュートを放つ。
しかし、シュートはGK飯倉大樹がしっかりと抑えた。
一方の神戸は78分、2ゴールに絡んだ藤本に代えて田中順也を送り出す。
その後も2点を追う鹿島が前目の姿勢をとるが、神戸も集中した守備で対応。
終了間際に現役ラストゲームのビジャも登場した神戸が
最後まで鹿島の反撃を許さず。
超満員の57597人を動員した新国立こけら落としで神戸が鹿島を2-0で下し、
クラブ創設25年目にして悲願のクラブ初タイトルを獲得。
令和初の天皇杯王者に輝いている。
なお、天皇杯を制した神戸は2020シーズンのACL出場権も獲得。
グループステージから出場することが決まっている。
■試合結果
ヴィッセル神戸 2-0 鹿島アントラーズ
■得点者
神戸:オウンゴール(18分)藤本憲明(38分)
鹿島:なし
豪華なメンバーを揃えた神戸が遂にタイトルを手に入れました。
リーグ戦ではいまいちピリッとしなかったのは残念でしたが、
やはりこのメンバーを揃えてるだけのことはあります。
地力で勝ったという感じがします。
神戸に関しては色々と補強の噂も出ておりますが、
今後どのようなチームになっていくのかに注目していきたいチームであります。