今回は岡部幸雄著『勝負勘』について書いていきたいと思います。
内容
究極の勝負師の「勝負勘」とは何か。
日本一の最多勝記録を持つ名騎手が勝負の駆け引き、
究極の集中力の極意までを綴った初めての書き下ろし。
すべては人生の生き方まで繋がる時代とともに生きるヒントを伝授。
勝負の分かれ目での一瞬の判断力を磨く!「先」を読まれたら、
必ず負ける!
名騎手引退後初の著書。
感想
岡部幸雄さんは日本を代表するジョッキーでした。
多くの仕事仲間たちから愛され、ファンからも愛されました。
彼が掲げた「馬優先主義」は、
それまでの日本競馬の考え方を一変させたと言っても過言ではありません。
そんな岡部さんが騎手にとって大切なものだと言うのが「勝負勘」です。
「私が「騎手」という職業に就いていた三十八年間には、
中央競馬だけでも一万八六四六レースに騎乗してきた。
そのすべてのレースにおいて、
ひたすら「勝負勘」というものを磨き続けていた。
そしてときには、レースにおける一瞬の判断の中で
〝人生のあり方〟までを考えさせられてきたのである。」
(本文中からの引用)
ジョッキーとしてだけでなく、
一人の人間として「勝負勘」ということに真剣に向き合ってきたからこそ、
岡部さんは騎手として、否、人間として愛される人になったのです。
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