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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『こらっ』 中島らも



今回は中島らも著『こらっ』について書いていきたいと思います。


内容
「こらっ」が言えない性格と自他ともに認める中島らもが
堪忍袋の緒を揉みほぐして、ついに怒った!

駅前開発を、
言論の圧殺を、
非実用英語を、
グルメブームを、
心霊商売を、
変態いびりを、
大麻取締法を、
性教育の遅滞を叱って叱って叱りたおす。

いまどきの若者いまどきの日本人、
頭をたれて良く聞くようにっ、
という一読ハラワタが煮えくり返る超ぶっとび硬派エッセイ集。


感想
この本は中島らもさんが世の中を叱るという趣旨のエッセイ集ですが、
怒りの中に中島らもさんの優しさがにじみ出ている一冊だと言えます。

「そこで、この本では多少の無理をして「こらっ」をやることにした。
ただし相手はどこの 誰 兵衛 といった個人ではない。
あいまいな社会現象なり文化現象である。
これなら「こらっ」が言いやすい。」
(本文中からの引用)

叱る相手に配慮するなんて、なんと優しい人なんでしょうか(笑)

しかしながら、そんな優しい中島らもさんですが、
叱る内容・怒る内容は切れ味がなかなかに鋭いものになっています。

だからこそこの本は後味よくスカッとすることが出来る1冊だと言えるのです。
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