今回は米原万里著『マイナス50℃の世界』について書いていきたいと思います。
内容
トイレには屋根がなく、窓は三重窓。
冬には、気温が-50℃まで下がるので、
釣った魚は10秒でコチコチに凍ってしまう―。
世界でもっとも寒い土地であるシベリア。
ロシア語通訳者として、真冬の横断取材に同行した著者は、
鋭い観察眼とユニークな視点で様々なオドロキを発見していく。
取材に参加した山本皓一と椎名誠による写真と解説もたっぷり収められた、
親子で楽しめるレポート。
米原万里の幻の処女作。
感想
自分は冬になれば雪が降りマイナスの気温になる地域に住んでいますが、
それでも気温が-50℃というのは想像がつきません。
まさしく異世界です。
「「お元気ですか。
こちらはもうすっかり暖かくなりました。
外の気温はマイナス二一度。暑いほどです」
これはヤクート自治共和国(現サハ共和国)に住む
テレビ局員のオフロプコフさんから
わたしにとどいた一九八五年四月二日付の手紙です。」
(本文中からの引用)
-21℃を暑いと表現するとは、いやはや凄い世界です(笑)
この本はそんな凄い世界に実際に訪れた気持ちにさせてくれる1冊です。
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