池添騎手が騎乗したグランアレグリアが勝利しました。
歴代最高となる芝G1・8勝目を懸けて臨んだアーモンドアイは2着に終わり、
新記録の達成はお預けとなりました。
このことに関する記事が『サンケイスポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
6月7日の東京11Rで行われた第70回安田記念
(3歳以上オープン、GI、芝1600メートル、
定量、14頭立て、1着賞金=1億3000万円)は、
池添謙一騎手騎乗の
3番人気グランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が勝利。
史上最多の芝GI8勝目を狙った現役最強馬アーモンドアイや、
昨年の覇者インディチャンプらを撃破。
東京競馬場で開催される5週連続GIのラストを飾る
春のマイル王決定戦を制した。
タイムは1分31秒6(稍重)。
2着はアーモンドアイ(1番人気)、
3着にはインディチャンプ(2番人気)が入った。
前走の高松宮記念で初めての1200メートル戦に挑んだグランアレグリア。
速いペースに戸惑いながらも、
メンバー中で上がり3ハロン最速タイの33秒1というすさまじい末脚を披露し、
繰り上がりで2着。
その後、発熱のためヴィクトリアマイルを見送ることになったが、
ここを目標に万全の態勢で臨み、見事戴冠を果たし新マイル女王に輝いた。
グレード制が導入された1984年以降の安田記念で牝馬Vは、
ダイイチルビー(1991年)、
ノースフライト(1994年)、
ウオッカ(2008・09年)に次ぐ4頭目。
安田記念を勝ったグランアレグリアは、
父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。
通算成績は8戦5勝。
重賞は18年サウジアラビアRC(GIII)、
昨年の桜花賞(GI)、阪神C(GII)に次いで4勝目。
安田記念は、
藤沢和雄調教師は97年タイキブリザード、98年タイキシャトルに次いで3勝目、
池添謙一騎手は初勝利。
いやはや競馬とはわからないものです。
圧倒的一番人気に推されたアーモンドアイが
スタートの出遅れもあり、2着に敗れたわけです。
その代わりに頂点に立ったのは、
昨年の桜花賞馬であるグランアレグリアでした。
アーモンドアイが敗れたことは残念ですが、
新たなマイルの女王が誕生し、
日本の競馬界はこれまで以上に盛り上がることでしょう。