阪神と対戦した巨人は3対2で勝利し、
プロ野球史上初となる球団通算6000勝を達成しました。
このことに関する記事が『日刊スポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
<巨人3-2阪神>◇19日◇東京ドーム
巨人が開幕戦で阪神に勝利し、
プロ野球史上初の球団通算6000勝を達成した。
球団初勝利は、
36年7月3日大東京戦で畑福俊英、スタルヒンのリレーで10-1で快勝。
昭和、平成、令和と時代は移ろいながら、
昭和のV9、平成の2度のリーグ3連覇(07~09年、12~14年)など、
リーグ37度の優勝を誇る常勝軍団が新たな歴史を刻んだ。
指揮を執る原辰徳監督(61)は5000勝(07年5月2日の中日戦)、
5500勝(13年5月25日のオリックス戦)に続き、
球団のメモリアル勝利をマークした。
監督通算では球団歴代3位の1025勝目で、
今季は同2位の1034勝の長嶋茂雄氏、
同1位の1066勝の川上哲治氏超えを視界にとらえる。
◆川上、長嶋、原の勝利数比較
原監督は現役時代に1697試合出場。
選手で出場した試合のチームは907勝720敗70分けだった。
99~01年の1軍コーチ時代に228勝、
監督で1025勝しており、選手とコーチ、監督を合わせて2160勝に貢献。
監督の勝利数はチーム3位で、
「選手+コーチ+監督」の勝利数も川上の2473勝、
長嶋の2291勝に次いでチーム3位。
▼巨人長嶋終身名誉監督
「6000勝の中には、歓喜の1勝も、苦しみ抜いて勝ち取った1勝もありました。
巨人軍の長い歴史には常にファンの方々の大声援があり、
苦しい時も背中を押していただき、勇気をもらいました。
新型コロナウイルスの影響で無観客での開幕になりましたが、
ファンの方あってのプロ野球であり、6000勝はまだまだ通過点です。
今年はリーグ連覇、そして昨年果たせなかった
日本一奪回という目標に向かってまい進してください」
▼ソフトバンク王会長
「原監督、コーチ、選手、スタッフの皆様、通算6000勝おめでとうございます。
86年という長い巨人軍の歴史の中で、
多くの方たちの努力が1つずつ積み重なった結果だと思います。
巨人は常に勝利を求められる特別な球団です。
新型コロナウイルスによって無観客試合になりましたが、
野球をできることに感謝し、これからもファンに愛され、
ファンの皆さんとともに歩んで行って下さい」
◆巨人の通算勝利データ
1勝 36年7月3日 大東京(戸塚)10-1 畑福俊英 藤本定義
500勝 46年5月12日 阪急(後楽園)1-0 藤本英雄 藤本英雄
1000勝 52年8月8日 広島(旭川)7-0 藤本英雄 水原茂
1500勝 58年8月10日 大洋(川崎)8-2 堀内庄 水原円裕
2000勝 65年7月25日 中日(中日)2-1 宮田征典 川上哲治
2500勝 71年7月29日 広島(広島)8-5 山内新一 川上哲治
3000勝 79年4月9日 中日(後楽園)8-2 堀内恒夫 長嶋茂雄
3500勝 86年8月2日 広島(広島)2-0 加藤初 王貞治
4000勝 93年5月30日 中日(東京ドーム)4-3 桑田真澄 長嶋茂雄
4500勝 00年6月3日 中日(ナゴヤドーム)11-4 上原浩治 長嶋茂雄
5000勝 07年5月2日 中日(ナゴヤドーム)5-3 林昌範 原辰徳
5500勝 13年5月25日 オリックス(東京ドーム)3-2 山口鉄也 原辰徳
6000勝 20年6月19日 阪神(東京ドーム)3-2 菅野智之 原辰徳
※データは、
左から順に勝利、年月日、相手(球場)、スコア、勝利投手、監督
6000勝というのは途方もない数字です。
他の球団が次に6000勝に到達するとすれば、
どんなに早くとも数年は掛かるはずです。
このことからも分かるように、
巨人は日本プロ野球界のトップランナーであります。
これからも巨人はトップランナーとして、
日本プロ野球界を引っ張っていってくれることでしょう。