今回は『劇場』について書いていきたいと思います。
内容
中学からの友人と立ち上げた劇団で脚本家兼演出家を担う永田。
しかし、永田の作り上げる前衛的な作風は酷評され、
客足も伸びず、ついに劇団員たちも永田を見放し、
劇団は解散状態となってしまう。
厳しい現実と理想とする演劇のはざまで悩む永田は、
言いようのない孤独と戦っていた。
そんなある日、
永田は自分と同じスニーカーを履いている沙希を見かけ、
彼女に声をかける。
沙希は女優になる夢を抱いて上京し、
服飾の大学に通っている学生だった。
こうして2人の恋ははじまり、
お金のない永田が沙希の部屋に転がり込む形で
2人の生活がスタートする。
沙希は自分の夢を重ねるかのように永田を応援し、
永田も自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いながら、
理想と現実と間を埋めるかのようにますます演劇にのめりこんでいく。
感想
沙希を演じる松岡茉優さんの演技に圧倒されてしまいました。
この作品を観ていくと、
永田のダメさに怒りを感じ、
沙希に幸せになってほしいと願っている自分が居ました。
もちろん作品としてそう思わされる内容ではあるのですが、
ここまで強く感情が動かされてたのは
間違いなく松岡さんの演技が素晴らしかったからこそだと思います。
作品のラストで見せた
山崎賢人さんの舞台上での演技(語り掛け)も心を打つものがありました。
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