川田将雅騎手騎乗のリアアメリアが勝利しました。
リアアメリアにとっては
昨年の「アルテミスステークス」以来となる重賞制覇となりました。
このことに関する記事が『サンケイスポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
9月20日の中京11Rで行われた
秋華賞トライアル・第38回ローズステークス
(3歳オープン、牝馬、GII、芝2000メートル、
馬齢、18頭立て、1着賞金=5200万円)は、
川田将雅騎手騎乗の3番人気リアアメリア(栗東・中内田充正厩舎)が
道中2番手を追走すると直線で早めに抜け出してそのまま押し切ってゴール。
無敗2冠牝馬デアリングタクトへの挑戦権をかけた一戦を制し、重賞2勝目。
牝馬ラスト1冠へ望みをつなげる勝利となった。
タイムは1分59秒9(良)。
2馬身差の2着にはムジカ(14番人気)、
さらに1馬身1/4遅れた3着にオーマイダーリン(11番人気)が入線。
この3頭が秋華賞(10月18日、京都、GI、芝2000メートル)の
優先出走権を獲得した。
◆川田将雅騎手(1着 リアアメリア)
「やっとこの馬本来の走りを見せることができてよかったです。
中間はとてもいい状態で過ごしてこれましたし、
丁寧に調教を重ねて本来の能力を出せるようにという思いで
日々を過ごしてきました。
馬体が増えていたのもいい成長で、
馬の雰囲気はとてもよくなっていました。
自分のリズムでこの馬の特性を生かすつもりで競馬を組み立てて、
結果として他の馬より早く動く形になりましたが、
本来の姿をお見せすることができました。
もともとポテンシャルがあまりにも高すぎて、
それを僕がいい内容で引き出すことができませんでしたが、
今回このようにいい状態で競馬まできてくれたことがよかったです。
ポテンシャルはとても高いものがありますし、
2冠牝馬のデアリングタクトに挑戦できるだけの器だと思っています。
精いっぱい挑んでいけたらと思います」
リアアメリアは2歳の時、世代最大の期待をかけられていた競走馬でした。
その証明に「阪神ジュベナイルフィリーズ」では1番人気に推されていました。
しかしこのレースで6着に沈み、それ以降は勝利から遠ざかっていました。
そして今回、見事に復活を果たしたわけです。
次はG1「秋華賞」に進むことになるのでしょうが、
そこには牝馬3冠に挑むデアリングタクトが控えています。
厳しい戦いになるでしょうが、
今後も順調に進めば逆転の展開も期待できるかもしれません。