日本シリーズに進出した場合、
新型コロナウイルスの影響により日程が変更された為、
都市対抗野球と日程が被ってしまい本拠地の東京ドームが使用できません。
その代替案として京セラドームでの開催が有力になっているそうです。
このことに関する記事が『スポーツ報知』に掲載されていたので以下で紹介します。
優勝マジックを「28」としている巨人が11月21日開幕の
「SMBC 日本シリーズ2020」に進出した場合の開催球場に、
京セラドーム(D)が有力候補に挙がっていることが24日、分かった。
今季は新型コロナウイルスの影響による日程変更で、
日本シリーズ(S)では本拠地の東京ドームが使用できない。
京セラDでは第1戦、第2戦と同日の21、22日に
人気グループ「AAA」の公演が予定されていたが、
この日来年以降への延期が決定。
巨人が例年、主催試合を行っている京セラDが代替球場として急浮上した。
巨人が8年ぶりの日本一に挑む決戦の舞台に、京セラDが浮上した。
今季は大幅な日程変更により、
日本Sが当初の11月7日開幕から同21日開幕に変更。
東京Dでは同22日から社会人の都市対抗野球が予定されており、
巨人が優勝した場合は代替球場で開催することが決まっていたが、
この日までにオリックスの本拠地・京セラDが有力候補となった。
今季の日本Sは第1、2、6、7戦がセの本拠地、
第3~5戦がパの本拠地で行われる。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う日程変更により、
巨人、ヤクルト(明治神宮大会開催のため)などが
日本Sに進出した場合は本拠地が使用できない問題に直面していた。
京セラDでは第1戦、第2戦が予定される21、22日に
「AAA」の公演が先約として入っていたが、
この日、来年以降に延期されることが発表された。
セ本拠地で開催予定の4試合を実施できる可能性が出てきたことで、
日本Sを主催する日本野球機構(NPB)は、
巨人出場時の代替球場として
同球場を選択肢に加える公算が大きくなった。
7月の理事会、実行委員会では、
日本Sは本拠地開催が原則とした上で
「本拠地球場が使用できない球団は
近郊都市の球場を軸に進める」との方針が示された。
一方で前例の少ない11月下旬の実施とあり、
寒さの影響を受けないドーム球場の利点は大きく、
幅広く検討が進められてきた。
また、球団との契約により選手が活動できる参稼報酬期間は11月まで。
雨天中止などで12月にずれ込むリスクを避けられる点も、
ドーム開催のメリットとして挙げられていた。
巨人は例年、京セラDで主催試合を実施しており、
プレーや興行面での不安も少なく代替球場としてはうってつけ。
14年と15年には亀井が2年連続のサヨナラ本塁打を放つなど、
過去の主催32試合中6試合で
サヨナラ勝ちと劇的な試合が多く生まれており、
通算でも19勝13敗と好相性だ。
本拠地以外での日本S開催は、
80年の近鉄・広島の第3~5戦が大阪球場で行われて以来40年ぶり。
連覇へのカウントダウンと並行して、
京セラDを軸に頂上決戦の舞台を選定していくことになりそうだ。
◆日本シリーズの本拠地以外での開催(52年のフランチャイズ制以降)
▽53年〈6〉戦
後楽園が本拠地の巨人と大阪球場の南海の対戦だったが、
当時のシリーズの特別規約により、1試合だけ甲子園での開催に変更。
▽62年〈5〉戦
東映の本拠地・神宮で学生野球が開催されるため後楽園に変更。
▽74年〈3〉~〈5〉戦
ロッテの本拠地・仙台に施設上の不備があり、後楽園で開催。
▽78年〈1〉〈2〉〈6〉〈7〉戦
ヤクルトの本拠地・神宮で学生野球が行われるため後楽園に変更。
▽79年〈1〉〈2〉〈6〉〈7〉戦、80年〈3〉~〈5〉戦
近鉄の本拠地・日生は収容人員3万人に満たないため、大阪球場で開催。
◆京セラドーム大阪 1997年3月、大阪・西区に開場。
地上9階、地下1階の構造でプロ野球、
各種競技、コンサート、イベントなどに対応。
両翼100メートル、中堅122メートル、
プロ野球開催時の最大席数は3万6220席。
06年7月1日からネーミングライツ・パートナーシップ契約により、
大阪ドームから現名称に変更となった。
もちろん日本シリーズに進出できた場合ではありますが、
巨人の日本シリーズでの試合が
京セラドームで開催されるというのは何とも驚きの情報であります。
大阪は土地柄、阪神ファンも多く、
巨人が大阪ドームで日本シリーズの試合を主催するなど
想像もつかなかったことだと言えます。
そんな考え付かないような事が実現してしまうのもまた、
このコロナ禍の世の中だからこそであります。