今回は『ミッドナイトスワン』について書いていきたいと思います。
内容
故郷を離れ、
新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、
トランスジェンダーの凪沙。
ある日、凪沙は養育費目当てで、少女・一果を預かることになる。
常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、
実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。
そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。
感想
この『ミッドナイトスワン』はマイノリティにスポットライトを当てた映画です。
最初はつっけんどんに一果に接していた凪沙が、
一果が抱える寂しさや悲しさに触れたことで、
凪沙は一果に自分を重ね、心を通わせ合い始めます。
そして母のような優しさで一果を包み込もうとします。
凪沙のそのいじらしいまでの姿は美しく、この作品を観た者の心を掴みます。
この作品に出てくる人々の行動を言葉に表すのであれば、
世間から見放され息苦しく暮らしている人たちが、
愛を与え愛を貰うことで心の安寧を得ようとしているのでしょう。
その行動に救いはあるのか救いはないのか、是非とも観て確かめて下さい。
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