今季から札幌に復帰した小野伸二選手が途中出場しました。
小野選手がJ1でリーグ戦出場するのは、
2018年9月23日鹿島戦以来888日ぶりのことです。
このことに関する記事が『ゲキサカ』に掲載されていたので以下でで紹介します。
[2.27 J1第1節 札幌5-1横浜FC 札幌ド]
2021シーズンのJ1リーグが開幕し、27日、札幌ドームでは
北海道コンサドーレ札幌が横浜FCに5-1で快勝した。
札幌はMF金子拓郎が2得点を挙げるなどゴールラッシュで圧倒。
J1リーグでは20シーズンぶりとなる開幕白星を飾った。
ペトロヴィッチ体制4年目の札幌は今季も3-4-2-1のシステム。
大卒ルーキーFW小柏剛(←明治大)が
開幕スタメンに抜擢され、シャドーの一角でプレーした。
一方、下平隆宏就任3年目の横浜FCは4-4-2のシステムを採用し、
大卒ルーキーDF高木友也(←法政大)がスタメンに抜擢された。
新加入選手は高木のほか
DF前嶋洋太(←水戸/期限付き移籍復帰)、
MF小川慶治朗(←神戸)、FWクレーベ(←千葉)、
FW渡邉千真(←G大阪)ら5人が先発入り。
10番を付けるMF中村俊輔も開幕スタメンに名を連ね、
自身が持つ開幕スタメン最年長記録を42歳8か月3日に更新した。
札幌が電光石火で試合を動かした。
2分、右サイド深い位置で仕掛けた金子のクロスは
相手ボールになったが、小柏がプレッシャーを掛けてミスを誘うと、
こぼれ球に反応したのはMF駒井善成。
ワンタッチから右足を振り抜くと、
グラウンダーのシュートは相手DFに当たってコースが変わり、
左ポストを叩いてゴールマウスへ吸い込まれた。
札幌は先制の2分後にもカウンターを発動すると、
ドリブルで中央を持ち上がった小柏がラストパス。
金子はPA内右に侵入し、
鋭いカットインから左足シュートでネットを揺らした。
横浜FCも前半30分、
相手と入れ替わった高木がボールを奪って左サイドから切れ込み、
マイナス方向にクロス。
走り込んだクレーベが押し込み、新天地でJ1初ゴールを挙げた。
しかし、横浜FCの反撃はここまでだった。
札幌は勢いに乗り、前半45分、
駒井のパスからMFチャナティップ、小柏とダイレクトでつなぎ、
FWアンデルソン・ロペスが胸で押し込んだ。
鮮やかな攻撃で翻弄する札幌は
さらに前半アディショナルタイム4分、A・ロペスが
ドリブル突破から強烈なシュート。
これはGKに防がれたが、
こぼれ球に反応した金子が切り返しから左足シュートをねじ込んだ。
前半のうちに4点目を挙げた札幌。
後半32分には右サイドの崩しから
浮き球パスで抜け出した駒井がマイナス方向に折り返し、
走り込んだチャナティップが押し込み、5-1とした。
後半41分には今季復帰したMF小野伸二(←琉球)が投入され、
本拠地のサポーターから盛大な拍手が送られた。
中村俊輔は前半のみで交代しており、共演は実現せず。
横浜FCは1-5の完敗を喫し、黒星発進となった。
わずか10分にも満たないような出場ではありましたが、
それでもJ1の舞台に小野選手が戻ってきたことは
サッカーファンにとって明るいニュースだったと言えます。
古傷は抱えていますが、
キングカズこと三浦知良選手があれだけ頑張っているのですから、
小野選手にも自分の限界まで頑張っていただきたい所であります。