今回は『あの頃。』について書いていきたいと思います。
内容
大学院受験に失敗し、
彼女もお金もなくどん底の生活を送る青年・劔。
松浦亜弥のミュージックビデオを見て
「ハロー!プロジェクト」のアイドルに夢中になった彼は、
イベントで知り合ったコズミンら個性的な仲間たちとともに、
くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌する。
しかし時は流れ、仲間たちは
アイドルよりも大切なものを見つけて離れ離れになっていく。
そんなある日、
コズミンがガンに冒されていることを知った劔は、
かつての仲間たちと再会を果たすが……。
感想
ヲタクであることの楽しさや喜びをよく表した作品です。
なにか好きなモノやコトに出会うと
生きている張り合いを感じるというのは、
多くの人が共感することでしょう。
もちろんそれに対するのめり込み具合の差はあります。
好きなモノやコトに激しくのめり込んでいった人のことを
世間は「ヲタク」と呼ぶのです。
そういったことからしてヲタクというのは、
世の中で一番しあわせな生き物なのかもしれません。
この映画の主人公である劔を観ていると、
そういった思いが確信に変わります。
ハロー!プロジェクトを好きになったことで、
仲間に出会い、生きていく道を見つける、
こんなしあわせなことはないと思えます。
ヲタクというものを知るという意味でも、
松坂桃李さんや仲野太賀さんの
素晴らしい演技が観られるという点でも、
一見の価値がある作品だと言えます。
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