今回は樋口裕一著『差がつく読書』について書いていきたいと思います。
内容
年間数百冊を読破すると語る著者の初めての読書論。
精読、多読、とばし読みといった、
さまざまな「読書の仕方」と、
効率のよい知識の活用法を伝授!
目からウロコの読書術!
「文章のプロ」が初めて教える無駄のない効率的な本の読み方。
感想
この本の中で著者である樋口裕一さんは、
読書を「実読」と「楽読」という2タイプに分けます。
簡単に言うと、
「実読」は仕事や勉強に生かす読書、
「楽読」はエンターテイメントとして楽しむ読書、
ということになります。
「実読の場合、
その内容は「知識」というよりも「情報」だと私は考えている。
情報と知識の大きな違い、
それは、情報が交換されるのを前提としているのに対して、
知識はそうではないということだ。
知識は自分だけの内部で熟成するのでかまわない。
だが、情報はそうではない。
お金と同じようなもので、それを死蔵させたのでは、意味がない。
それを使ってこそ、社会の中で意味を持つ。」
(本文中からの引用)
この本を読む人の多くが知りたいと思うのは「実読」なのでしょうが、
この本を読むと「楽読」も大切だということを教えられます。
もちろん「実読」の流儀や大切さもバッチリ書かれています。
この本は、
「読書の仕方」と「読書に対する向き合い方」など、
読書(「実読」と「楽読」)に関する様々な事を教えてくれる1冊です。
読書家の人にこそ読んで欲しい本です。
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