今回は出口治明著
『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』
について書いていきたいと思います。
内容
本を選び、読み、活かすにはどうすればいいか
・1行たりとも読み飛ばさない
・何百年も残った古典は「正しい」
・何かを学ぶなら「厚い本→薄い本」の順
還暦ベンチャー(ライフネット生命)、
古希学長(立命館アジア太平洋大学)にして、
稀代の読書家が、
・本を読むことの楽しさ
・本の選び方、読み方、付き合い方
・本を活かせる人の習慣
・「自分の頭で考える力」をつけるためのコツ
などを、深く、やさしく解説します。
感想
著者である出口治明さんは凄い経歴の持ち主です。
大学卒業後に入社した日本生命を58歳で退職した後、
60歳でライフネット生命保険を立ち上げ、
その事業を成功に導いた後に取締役を退き、
立命館アジア太平洋大学の学長に就任したのです。
まさにバイタリティに溢れた人物です。
そんな出口さんの
バイタリティの源泉になっているのが「読書」であります。
「僕の場合、新しい分野の勉強を始めるときは、
①関連書籍を「7~8冊」手に入れる
②「厚くて、難解そうな本」から読み始めて、輪郭をつかむ
③最後に「薄い入門書」を読んで、体系化する
④本で学んだあとは、実際に体験してみる
というマイルールを決めています。
そして、一旦マイルールを決めたら、あとは迷いません。
ルールのとおり行動するだけです。
ルールに合わないことをするのも、ルールを変えるのも面倒なので、
何か新しいことを勉強しようと思ったら、
「本を7~8冊読む」と総量を決めて、
次は、「厚い本から読む」という順番を決める。
あとは淡々とそのとおりにやっていけばいいだけです。」
(本文中からの引用)
出口さんの読書に対する思いは熱く、
考え方が堅すぎるかな?なんて思う部分もあるのですが、
そういったある意味で頑固な思いがあったからこそ、
本から学び、それを実践して、
出口さんは今の位置までたどり着いたのです。
これだけの人物が勧める「本の使い方」です。
試してみない手はないでしょう。
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