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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『自分ごとの政治学 NHK出版 学びのきほん』 中島岳志



今回は中島岳志著
『自分ごとの政治学 NHK出版 学びのきほん』
について書いていきたいと思います。


内容
もっとも分かりやすい、著者初「政治」の入門書!

学校で教わって以来、学ぶ機会がない「政治」。

大人でさえ、意外とその成り立ちや仕組みをほとんんど知らない。

しかし、分かり合えない他者と対話し、
互いの意見を認め合いながら合意形成をしていく政治という行為は、
実は私たちも日常でおこなっている。

本書では、
難解だと決めつけがちで
縁遠く感じる「政治」の歴史・概念・仕組みが2時間で理解できる。

政治の基本概念は、どのように私たちの生活に直結しているのか。

自分なりに政治の「よしあし」を見極めるポイントはどこにあるのか。

「右派と左派」「民主主義」から「税金と政策」まで。

思わず子供にも教えたくなる、
政治と自分の「つながり」を再発見するための教養講義。


感想
政治とは「まつりごと」とも呼ばれます。

これは昔において
祭りと政治が一致していたことに由来するものですが、
いまだに政治には祭りのように盛り上がりや
一時的なもので物事が決まってしまうという部分があると思います。

しかしながらそれでは真の政治は出来ないでしょう。

この本は政治の入門書でありながら、
真の政治とは何か、
何を我々は目指すべきなのか、
といった事にも切り込んでいっています。

「つまり、暴力によるのではなく、
人々の心のうちに 潜んでいる「魂」を引き出し、
内発性の発揮によって行動を促すことが大事である。
そこからこそ真の平和、真の共生、真の自治が生まれてくる。
そのためには、宗教を政治の中に導入していかなくてはならない。
それがガンディーの考えだったのです。」
(本文中からの引用)

引用の文章にあるように、
真の政治を語る手掛かりとして
インドのガンディーのエピソードや考えが紹介されています。

この本で紹介されるガンディーの行動には
強い意志や決意を感じます。

このガンディーの行動を知ることで、
私たちが政治を見る目も変わるのではないかと思います。

この本はそのきっかけを作ってくれる1冊です。
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