今回は『私をくいとめて』について書いていきたいと思います。
内容
何年も恋人がおらず、
ひとりきりの暮らしにもすっかり慣れた31歳の黒田みつ子。
そんな彼女が楽しく平和に生活できているのには、
ある理由があった。
彼女の脳内にはもう1人の自分である相談役「A」が存在し、
人間関係や身の振り方に迷った際にはいつも正しい答えをくれるのだ。
ある日、みつ子は取引先の若手営業マン・多田に恋心を抱く。
かつてのように勇気を出せない自分に戸惑いながらも、
一歩前へ踏み出すことを決意するみつ子だったが……。
感想
世の中に悩みのない人なんていないと思います。
この映画の主人公であるみつ子は、
脳内にもう1人の自分である「A」を住まわせ(?)、
様々な悩みごとの相談役になってもらっています。
「A」 はもう1人の自分であるがゆえ、
みつ子のことを絶対に否定をしません。
それは心地よく、みつ子の心の支えになっています。
しかしながら実世界にもみつ子を支える人がいます。
それが職場の先輩であるノゾミさんと、
ローマに嫁いだ親友の皐月です。
一人ぼっちに見えて実は一人ぼっちじゃない、
誰かに支えられながら人間は強く生きていくのだ、という
心に刺さるメッセージをこの作品から受け取りました。
素敵な作品です。
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