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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『はみだしの人類学 ともに生きる方法 NHK出版 学びのきほん』 松村圭一郎



今回は松村圭一郎著
『はみだしの人類学 ともに生きる方法 NHK出版 学びのきほん』
について書いていきたいと思います。


内容
そもそも人類学とは、どんな学問なのか。

「わたし」を起点に考える「つながり方」とは何か?

「直線の生き方と曲線の生き方」
「共感と共鳴のつながり」……。

「違い」を乗りこえて生きやすくなるために。

「人類学のきほん」をもとに編み出した、
これからの時代にこそ必要な「知の技法」のすすめ。


感想
「人類学」とは一体なんなのか?

これはこの本を読む前に私の中にあった疑問です。

人類というのはあまりにも広大で、
一体どのような学問なのかがイマイチ理解出来ないでいました。

「第2章でもお話ししたとおり、
文化人類学のフィールドワークでは、
人びとの生活のなかに入り込み、
長い時間を一緒に過ごします。
そうしているうちに「わたし」の輪郭が溶けて、
他者であるはずの「かれら」の存在へと
はみだしていくような経験をします。」
(本文中からの引用)

「溶けて、はみだしていく」、
これって人類学でなくてもあることですよね。

県民性を例に挙げると分かりやすいかもしれません。

例えば転勤で
これまで住んでいた都道府県から
別な都道府県へ引っ越しするとします。

そうすると、
『秘密のケンミンショー』などでもよく取り上げられていましたが、
必ずと言っていいほど県民性の違いに驚かされるのですね。

しかしながら、「郷に入っては郷に従え」ではないですが、
しばらくもすれば馴染んでいくのですね。

これこそ「溶けて、はみだしていく」ということなのではないでしょうか。

この「溶けて、はみだしていく」というキーワードを知ったことで、
「人類学」とは難しいものではなく
私たちの身近に感じられるものなのだよ、と教わった気がします。
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