今シーズン限りで現役引退をすると発表しました。
引退理由は「一番は体のこと」であるそうです。
このことに関する記事が『デイリースポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
日本ハムは1日、斎藤佑樹投手(33)が
今シーズン限りで現役引退することが決まったと発表した。
この日に取材応対した。
「一番はファイターズというチームで、
最高の仲間とプレーできたことがとても幸せでした」と振り返った。
引退理由は、「一番は体のこと」と挙げた。
去年、右肘の靱帯(じんたい)を断裂。
「今年1年、結果が出なかったら、
という思いでやってきたので、それが一番ですね」と明かした。
引退の決断は
「僕の中ではずっと思っていたけれども、
最終的には今日、(GM、監督らに)お伝えしました」と明かした。
栗山監督には「監督にはありがとうございました」と伝えたという。
監督からの言葉は
「(詳しくは)僕の心に留めておきたいんだけども、
お疲れ様でした、と言ってもらいました」とした。
33歳の斎藤は2017年に6試合登板で1勝3敗を記録して以降は
勝ち星がなく、昨年、今年と2年間は1軍での登板がなかった。
早実高3年夏の甲子園で優勝投手となり
“ハンカチ王子”の愛称で人気となった斎藤は早大に進学後、
2010年のドラフト1位で日本ハムに入団した。
1年目に19試合登板、6勝6敗、防御率2・69をマークしたが、
これが登板数、勝利数、防御率ともキャリアハイになってしまった。
プロ通算11年で通算15勝26敗、防御率4・34だった。
斎藤選手といえば、かつて「ハンカチ王子」として甲子園を沸かせました。
その活躍から考えれば、
プロ野球界で残した成績は物足りなかったというのが正直なところでしょう。
ゆえにファンから批判を浴びることも少なくありませんでした。
斎藤選手の凄いところは、
この批判を浴びながらも腐らずにひたむきにプレーを続けたことだと言えます。
結果が求められるプロの世界では
そういったことが評価に繋がらないのが辛いところですが、
それでもかつて「王子」ともてはやされた選手が見せたひたむきさは、
確実に後輩たちに良い影響を与え、チームにとって財産を残してくれました。
そのことは評価すべきでしょう。