今回は『くも漫。』について書いていきたいと思います。
内容
長年にわたってニート生活を続けてきた29歳の中川学は、
父親の紹介で教育現場での職を得る。
ある日、札幌ススキノの風俗店を訪れた彼は、
店のナンバーワン風俗嬢ゆのあから最高のサービスを受けている最中に、
くも膜下出血を発症してしまう。
奇跡的に一命を取りとめた学は、
風俗店で倒れたことが周囲にバレないよう悪戦苦闘するが……。
感想
風俗店でくも膜下出血を発症してしまった主人公のコミカルさと情けなさを、
お笑い芸人の脳みそ夫さんが見事に演じられています。
本職の俳優さんではないので演技には拙さもありますが、
それがまたこの中川学という主人公に合っていたような気がします。
男性にとっては最も病気で倒れたくない場面とも言える場で倒れ、
周りにばれないようにしていますが、
そんなカッコ悪さもまたいいじゃないかと思えます。
主人公の父親が
「男なんだから、みんな恥かいて生きていくんだ」と言っていましたが、
まさにその通りですね。
汗かき、べそかき、恥かき、
どんなに辛くても生きてさえいれば何かチャンスはあるはずです。
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