今回は押見修造作『惡の華』について書いていきたいと思います。
内容
ボードレールを愛する、文学少年・春日高男(かすが・たかお)。
ある日、彼は、
放課後の教室に落ちていた大好きな佐伯奈々子(さえき・ななこ)の体操着を、
思わず盗ってしまう。
それを、
嫌われ者の少女・仲村佐和(なかむら・さわ)に見られていたことが発覚!!
バラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは……!?
話題沸騰!!
奇才・押見修造が描く背徳的純愛ストーリー!
感想
この漫画を読んだ時の衝撃は今も忘れられません。
「クソムシが」というセリフを吐く少女が描かれた刺激的な表紙に興味を持ち、
読み始めた1冊でしたが、すぐにこの漫画に夢中になり、
当時発売されていた全巻をすぐに購入し読み切り、
その後、新刊が発売されるたびに買い求めました。
それは約10年前のことですが、
今も鮮明にその時の衝撃と熱狂が思い出されます。
自分がそれまで読んできたどの漫画よりも刺激的で、
そして人間の汚い部分(リアル)を描いていました。
最初は嫌悪感を抱いていたはずの仲村というキャラクターに
次第に魅力を感じ、惹かれていったというのは
おそらく自分だけではないはずです。
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