矢野元調教師はギャロップダイナを管理したことで知られています。
このことに関する記事が『スポーツ報知』に掲載されていたので以下で紹介します。
ギャロップダイナを管理して
85年天皇賞・秋、86年安田記念を勝つなど活躍した
矢野進(やの・すすむ)元調教師が11日に亡くなったことが
16日、分かった。
84歳だった。
死因などは親族の意向で明らかにされていない。
葬儀は近親者のみで行われる見込み。
栃木県生まれの矢野元調教師は
1956年に騎手としてデビューし、943戦103勝。
73年に調教師免許を取得し、
75年に美浦トレーニングセンターに厩舎を開業した。
84年にスクラムダイナで朝日杯3歳Sを制し、平地G1初勝利。
障害重賞を7勝したバローネターフなど
記憶に残る名ジャンパーなどを育て、08年に調教師を引退した。
調教師としては
JRA通算5605戦532勝
(うち重賞はG1の3勝を含む36勝)。
3月から厩舎を開業する蛯名正義調教師が9
4年まで厩舎に所属し、師事した。
蛯名正義調教師
「健在なうちに(自厩舎の馬を)走らせたかったけど、
残念ながらこういう形になってしまいました。
師匠がいなかったら今の自分はなかった。
自分の中の財産として頑張っていけば、
喜んでくれるのかなと思います」
ギャロップダイナを育てただけでなく、
蛯名元騎手を育てたというのは大きな功績でしょう。
まさに名伯楽と呼ぶにふさわしい人物だったと言えます。