今回は
『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』
について書いていきたいと思います。
内容
戦後の復興期、
文芸雑誌の編集長・田島周二は何人もの愛人を抱えていた。
さすがにこのままではまずいと思った田島は
彼女たちと別れる決心を固めるが、
愛人たちを前にすると優柔不断な性格が災いし、
別れを切り出すことが出来ずにいた。
困り果てた田島は、
ガサツで金に金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に
女房を演じてくれと頼み込む。
しかし、泥だらけの顔を洗ったキヌ子は
誰もが振り返る美しい女性だった。
感想
どの登場人物もキャラが濃く、観ていて飽きることがありません。
なかでもキャラが濃いのが小池栄子さんが演じたキヌ子で、
だみ声がとても印象的です。
このだみ声が、
キヌ子の垢抜けなさというか、
見た目がきれいになっても
もともとの中身は変わっていないということをよく表しており、
この作品の重要な表現の1つとなっています。
一見すればこのだみ声はやりすぎのように見えますが、
そういったことを考えれば、
決してやりすぎではないと言えるでしょう。
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