生涯ゴールデンスラムを達成しました。
このことに関する記事が『tennis365.net』に掲載されていたので以下で紹介します。
テニスのウィンブルドン
(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、
男子車いすテニスのシングルス決勝が行われ、
第1シードの国枝慎吾が
第2シードのA・ヒューエット(イギリス)を
4-6, 7-5, 7-6(10-5)で破り、悲願の大会初優勝を飾るとともに、
四大大会とパラリンピックを全て制覇する
生涯ゴールデンスラムを達成した。
今季、
1月の全豪オープン
(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と
6月の全仏オープン
(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制した国枝。
今大会では初優勝と四大大会28度目のシングルス制覇を目指す。
世界ランク1位の国枝は準決勝で、
同7位のJ・ジェラルド(ベルギー)を6-2, 6-1のストレートで破り、
2019年以来2度目の決勝進出を果たした。
一方、世界ランク2位のヒューエットは
準決勝で同3位のG・フェルナンデス(アルゼンチン)を
2-6, 7-6(7-3), 6-4のフルセットで下して決勝に進出。
前日のダブルス決勝でも両者は対戦し、
国枝/ G・フェルナンデス組が勝利し優勝を飾っていた。
序盤からブレークの奪い合いとなったこの一戦、
ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームで
国枝は4度目のブレークを許すと、
第10ゲームをヒューエットがキープして先行を許す。
第2セット、2ゲームを連取された国枝は
ブレークバックに成功して2-2とする。
その後もヒューエットが強烈なストロークを武器に
スコアを先行し、国枝が食らいつく展開に。
国枝はゲームカウント4-5から3ゲームを連取して1セットオールに戻す。
迎えたファイナルセット、
序盤からヒューエットに3ゲーム連取を許すも
タイブレークに持ち込んで3時間20分に及ぶ熱戦の末に勝利し、
単複制覇を成し遂げた。
国枝は今回の優勝によりグランドスラムでシングルス28勝、
ダブルスで22勝の通算50勝を達成。
さらに、生涯ゴールデンスラムを達成した。
また9月に開催される
全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では、
年間グランドスラム達成を目指す。
車いすテニス界において、国枝選手は間違いなく世界で一番強い男です。
それも長らくその地位に居続けているというのが凄いところです。
年間グランドスラム達成も夢ではないでしょう。