「中山大障害」を最後に現役引退すると発表されました。
このことに関する記事が『日刊スポーツ』に掲載されていたので以下で紹介します。
J・G1・9勝の「絶対王者」オジュウチョウサン(牡11、和田正)が
12月24日の中山大障害(J・G1、芝4100メートル)を
ラストランにすることがわかった。
16日に行われた東京ハイジャンプで9着に敗れた後、
長山尚義オーナー(名義はチョウサン)が
「競馬場へ本当にたくさんのファンの方が
オジュウを応援に来てくれました。
電車に乗ったら、小さい子がぬいぐるみを手に持っていて、
本当に愛されているな、と思いました。
クリスマスイブの大障害をオジュウのラストランにしたいと思います」と
引退させる意向を示した。
個性的な馬名と驚異的な走りで多くの感動を呼んできた。
平地で2戦未勝利から障害競走に転向したのが始まりだった。
16年中山グランドJでG1初制覇を果たすと、
18年に同レース3連覇、障害重賞9連勝を達成。
石神騎手との名コンビで
アップトゥデイトなど多くのライバルと死闘を演じてきた。
その後は平地に再転向し、有馬記念を目指す前代未聞の挑戦。
武豊騎手とコンビを組んだ7月の開成山特別は
福島競馬場が超満員となるオジュウフィーバーが巻き起こり、
ファン投票で選出されて有馬記念出走も果たした(9着)。
再び障害競走に専念してからもドラマは続いた。
6連覇を狙った昨年の中山グランドJで5着に敗れるなど
3連敗を喫したが、年末の中山大障害で復活の勝利。
史上初となる4度目のJRA賞最優秀障害馬に輝いた。
障害馬として初めて「ヒーロー列伝」ポスターになり、
ぬいぐるみなどのグッズも製作された。
獲得賞金は10億円に迫り、史上最多のJ・G1・9勝、障害重賞15勝。
すべての記録を飛び越えてきた「絶対王者」オジュウチョウサンが
12月24日、最後の戦いに挑む。
障害競走の英雄であるオジュウチョウサンが引退ということで、
残念であると同時に、
よくぞこの年齢まで走り続けてきたなと驚かされます。
しかもただ走るだけでなく結果を残し続けてきたのですから驚きです。
ラストランも無事にゴールしてほしいと思います。