今回は『ドライブ・マイ・カー』について書いていきたいと思います。
内容
脚本家である妻の音と幸せな日々を過ごしていた
舞台俳優兼演出家の家福悠介だが、
妻はある秘密を残したまま突然この世から消える。
2年後、悠介はある演劇祭で演出を担当することになり、
愛車のサーブで広島に向かう。
口数の少ない専属ドライバーの渡利みさきと
時間を共有するうちに悠介は、
それまで目を向けようとしなかったあることに気づかされる。
感想
乾いた雰囲気と静けさが非常に印象的な作品です。
自分はよく詳しくなかったのですが、
濱口竜介監督は
フィクションとドキュメンタリーの境界を曖昧にし、
短い会話を通じて物語を発展させるという手法を得意にしているらしく、
それを踏まえて観ると、
この作品がその手法を存分に生かした作品であることに気づかされます。
静かな作品の終わり方を含めて、心に小さな波紋を残すような1作です。
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