今回は中尾明著
『ロシアからきた大投手―日本のプロ野球外国人選手第一号スタルヒン』
について書いていきたいと思います。
内容
ロシア革命に追われた難民の子として日本にきて、
のちに日本プロ野球初の300勝投手となったビクトル・スタルヒン。
激動の昭和時代に国籍をもたない者の悲哀を味わい、
偏見と圧迫に耐えつつ、
ひたすら白球に栄光への夢をかけたその姿を感動的に描く。
日本のプロ野球の外国人選手第一号であり、
初の300勝投手ビクトル・スタルヒン。
革命によってロシアを追われ、
戦前・戦中の外国人に対する差別や病気と戦いながら
大記録を達成した投手の感動の生涯。
感想
この本を初めて読んだのは小学生の時だったと記憶しています。
スタルヒンという伝説的な投手の生涯を追った作品ですが、
その波乱万丈な生涯に大きな衝撃を受けたことをよく覚えています。
現在では球場の名前としてもその名を残すスタルヒンの
壮絶な生涯を知る最良のテキストとなりうる1冊だと言えます。
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