今回は佐藤優著『人たらしの流儀』について書いていきたいと思います。
内容
北方領土問題など対ロ外交の最前線で、
情報(インテリジェンス)活動を行ってきた「知の怪人」が、
対人術の要諦を大公開!
「正しい情報を取るための二つのルール」
「天に宝を積む」
「人間として失ってはいけない大切な感覚」
「相手についている『見えない値札』を見抜く」
「オウム返し話法とお金の哲学」など、
15のテーマを対話形式でわかりやすく解説。
情報の収集、分析、読書術、交渉時のかけひき、
お金との付き合い方、人脈を広げるコツから活かし方まで、
具体的事例を交えながら、
対人関係の中で自分の能力を高めるノウハウを伝授する。
「ほんもののエリートとして必要とされる胆力は、
人間関係によってしか鍛えることができない。
そのための教科書として本書を活用してほしい」と著者は言う。
自己のインテリジェンス能力を高め、相手の内在的論理をとらえる。
そして相手を惹きつけ、意のままに情報を引き出し、活用する――
この対人術はきっとビジネスでも役立つはずだ。
感想
この『人たらしの流儀』は、
「知の怪人」である佐藤優さんによる
人たらし講座ともいうべき1冊ですが、
全テーマが対話形式でつづられており、
非常にすっきりとしていて読みやすく、
ページ数は多くないものの内容は厚い本です。
「インテリジェンスの要諦は、
相手の願望・欲望にどうやって付け入るかにあります。
だから、人の話を聞くという行為は、
大切なインテリジェンスの一つです。」
(本文中からの引用)
内容が分かりやすい本にありがちな内容の薄い本ではなく、
しっかりと内容が詰まっているという所にこの本の魅力があります。
外交の最前線で戦ってきた
佐藤優さんだからこそ書けた1冊だと言えるでしょう。
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