今年もJRA通年免許に挑戦することがわかりました。
このことに関する記事が『馬トク報知』に掲載されていたので紹介します。
フランスの女性ジョッキー、ミカエル・ミシェル騎手(28)が昨年に続き、
今年もJRA通年騎手免許試験を受験することが27日、分かった。
昨年はクリストフ・ルメール、
ミルコ・デムーロ両騎手(いずれも栗東・フリー)に続くJ
RA外国人騎手を目指して初受験したが、一次の筆記試験で不合格。
その際、「私は決して諦めません」と強い決意を口にしていたが、
有言実行の2年連続挑戦となる。
ミシェルは、
19年夏に札幌で開催された
ワールドオールスタージョッキーズで初来日した時から
日本競馬に魅了され、
「日本に恋をしました。
JRAの通年免許を取りたい」と夢を抱いていた。
翌20年1月には地方の南関東の短期免許を取得して来日。
地方通算267戦30勝と、
1回の短期免許期間歴代1位の好成績を挙げて、
ブームを巻き起こし、
日本のファンに騎手としての能力を存分にアピールした。
21、22年は新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限で
ビザの取得ができなかったため来日を断念していたが、
制限が緩和された昨年からJRAの通年騎手免許試験に挑戦していた。
昨年5月から米国に活動拠点を移して騎乗しながら、
日本移籍の夢を諦めず地道に努力を続けてきた。
スポーツ報知の取材に対し、
同騎手は代理人を通じて
「去年から1年間、
試験に向けて日本語の勉強とともにしっかり取り組んできました。
その成果を試験で出せるように、
今後もさらに勉強にはげみます」とコメントを寄せた。
まだ「令和6年度騎手免許試験」(JRA通年騎手免許試験)の
詳細は明らかになっていないが、
JRAから正式に発表され次第、受験の申請を行う予定だ。
◇22年の騎手免許試験
昨年の一次試験実施日は9月28日。
JRAの競馬関係法規などを問う筆記試験で、
英語による受験も認められた。
10月6日に合格者が発表され(昨年の騎手免許は該当者なし)、
突破すれば23年1月25日の
二次試験(日本語の口述を含む)に進むことができた。
ここも合格すればJRAデビューが決定的となる。
◆ミカエル・ミシェル(Mickaelle Michel)
1995年7月15日、フランス・イエール生まれ。28歳。
18年冬にフランスで女性騎手初の開催リーディング獲得。
19年8月に札幌で行われたワールドオールスタージョッキーズで初来日。
JRA初勝利を挙げるなど総合3位タイの活躍を見せた。
20年には地方の南関東で短期免許を取得し地方通算267戦30勝。
158センチ、48キロ。
JRA通年免許を獲得することはかなり難しく、
ハードルは高いと言えます。
これまでも何人かの外国人ジョッキーが諦めてきました。
果たしてミカエル・ミシェル騎手がこのハードルを越えることが出来るのか、
注目が集まるところであります。