66メートル73を記録して金メダルを獲得しました。
このことに関する記事が『スポーツ報知』に掲載されていたので以下で紹介します。
◆陸上 世界選手権 第7日
【ブダペスト(ハンガリー)25日=手島莉子】
女子やり投げ決勝で、北口榛花(JAL)が金メダルに輝いた。
最終6投目で66メートル73のビッグスローを決めた。
世界陸上での日本女子の金メダルは
マラソンの浅利純子(1993年シュツットガルト大会)、
鈴木博美(1997年アテネ大会)に次ぐ3人目。
五輪の金も女子マラソンの2000年シドニー・高橋尚子、
2004年アテネ・野口みずきだけで、
世界大会の陸上トラック&フィールド種目での金メダルは
日本女子初の快挙となった。
規定により2024年パリ五輪代表にも内定。
陸上では第1号となった。
勝利が決まった瞬間、
北口は大きく雄叫びを上げ、右拳を突き上げると、
コーチとハイタッチを交わした。
メダル圏外の4位で迎えた最終試技で、一気にトップに立った。
昨年のオレゴン世界陸上は、日本女子フィールド勢初の銅メダルを獲得。
今季世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)では
2勝と2位1回の好成績。
7月16日のシレジア大会では、
67メートル04の今季世界最高&日本新記録のビッグスローで、
パリ五輪の参加標準記録(64メートル00)を突破した。
堂々の今季世界ランク1位で臨んだ3回目の世界陸上。
北口は、試合中常にカメラに追われ、
助走位置に立つと会場の視線は一気に集中。
予選では
「そういう状況は初めてだったので、
自分の中では楽しもうと精いっぱい努力はした。
でもやっぱりどこか緊張もありました」と話しつつ、
2投目で63メートル27をマークし
自動通過ライン(61メートル50)を突破して通過していた。
◆北口 榛花(きたぐち・はるか)
1998年3月16日、北海道旭川市生まれ。
25歳。旭川東高で陸上やり投げを始め、
15年の3年時に全国高校総体を連覇し、
世界ユース選手権(コロンビア)で金メダル。
16年に日大進学。20年JAL入社。
世界陸上は19年ドーハ大会で初出場し予選敗退。
22年オレゴン大会は女子フィールドで日本勢初の銅メダルを獲得。
五輪は21年東京大会で初出場し、
日本勢57年ぶりの決勝進出(12位)。
23年に67メートル04の日本新記録。
179センチ。
大快挙です。
前回の「世界陸上」では銅メダルを獲得した北口選手ですが、
今回は金メダルを獲得し、ついに世界の頂点に立ちました。
来年のパリ五輪への期待も高まります。